行事委員会より
本年9月に開催される第121年学術大会(鹿児島大会)のシンポジウムとセッションが決定しましたので,速報としてお知らせします.詳細は5月中旬頃,またニュース誌5月号(大会予告号)に掲載します.
■ シンポジウム(2件)
• 九州が大陸だった頃の生物と環境(一般公開シンポジウム)
• Tsunami hazards and risks: using the geological record(国際シンポジウム)
■ トピックセッション(9件)
• 火山島弧の造山運動:沈み込み,付加,衝突およびリサイクリング
• 文化地質学
• グリーンタフ・ルネサンス
• 砕屑性ジルコン年代学:その未来とさらなる応用
• ポスト冥王代研究
• 三次元地質モデル研究の新展開
• 古生代から中生代への地球環境進化
• 超深度掘削による新次元の地球科学
• 平野地質
■ レギュラーセッション(25件)
行事委員会は学術大会の活性化と本学会の発展,さらには地質学の発展を目指すための試みの一つとして,レギュラーセッションの新設や再編に毎年取り組んでいます.今大会では下の25タイトルを用意します(カッコ内は担当専門部会/委員会).これまで開催されてきたレギュラーセッションに加え,今回新たに「鉱物資源と地球物質循環」を用意しました.また,従来の「岩石・鉱物の破壊と変形」は「岩石・鉱物の変形と反応」に,「情報地質」は「情報地質とその利活用」にそれぞれ名称変更しました.地質学を広くカバーする,今まで以上に充実したレギュラーセッションのラインアップになったと考えています.
• 深成岩・火山岩とマグマプロセス(火山部会・岩石部会)
• 岩石・鉱物・鉱床学一般(岩石部会)
• 噴火・火山発達史と噴出物(火山部会)
• 変成岩とテクトニクス(岩石部会)
• 地域地質・地域層序(地域地質部会・層序部会)
• ジオパーク(地域地質部会・ジオパーク支援委員会)
• 地域間層序対比と年代層序スケール(層序部会)
• 海洋地質(海洋地質部会)
• 堆積物(岩)の起源・組織・組成(堆積地質部会)
• 炭酸塩岩の起源と地球環境(堆積地質部会)
• 堆積相・堆積過程(堆積地質部会・現行地質過程部会)
• 石油・石炭地質学と有機地球化学(石油石炭関係・堆積地質部会)
• 岩石・鉱物の変形と反応(構造地質部会・岩石部会)
• 沈み込み帯・陸上付加体(構造地質部会・海洋地質部会)
• テクトニクス(構造地質部会)
• 古生物(古生物部会)
• ジュラ系+(古生物部会)
• 情報地質とその利活用(情報地質部会・地域地質部会)
• 環境地質(環境地質部会)
• 応用地質学一般およびノンテクトニック構造(応用地質部会)
• 地学教育・地学史(地学教育委員会)
• 第四紀地質(第四紀地質部会)
• 地球史(環境変動史部会)
• 原子力と地質科学(地質環境長期安定性研究委員会)
• 鉱物資源と地球物質循環(鉱物資源部会)
■ 日本地質学会アウトリーチセッション
このセッションは,会員が研究成果を社会に発信する場として,一昨年(2012)の大阪大会から設けられたセッションです.詳細についてはニュース誌15巻11号,29〜30ページを参照してください.
■ 会員の皆様へ
地質学に携わるすべての方が「日本地質学会の学術大会はおもしろい!」と思っていただけるように,行事委員会は学術大会の改善に努めます.会員の皆様も,何かよいアイディアやご意見等があれば,所属する専門部会/委員会の行事委員を通じて,あるいは直接行事委員会(main@geosociety.jp)にご連絡ください.お待ちしております.
行事委員長(行事担当理事) 星 博幸