佳作:青空と砂岩泥岩互層(スマホ・携帯)
写真:藤原寛仁(高知県)
撮影場所:高知県室戸市行当岬
【撮影者より】
野外調査法という集中講義で訪れた行当岬での写真です.前の日に台風が上陸しましたが,この日は晴れたため行当岬に行くことができ,その時に何かレポートの為の写真以外で壮大な写真を撮りたいと思っていたところ,この砂岩泥岩互層に目を奪われ,思わず撮ってしまった1枚です.
佳作:神の島(★3枚組写真)
写真:林 昌尚(福井県)
撮影場所:福井県坂井市雄島
【撮影者より】
この島は柱状節理と板状節理が同時に観察できる希少な島です.約1300万年前に噴出した溶岩により出来上がりました.南側は高さ数十メートルに及ぶ柱状節理の岸壁がそそり立ちます.六角形の断面も見えています. 島の西側一帯は板状節理の岩床が続いています.板状の岩が薄い層になって剥がれて行く様子が見て取れます.こちら側は絶えず日本海からの荒波が打ち寄せ,少しずつですが浸食が続いています. この島は昔から「神の島」として崇められてきました.島の南側は西側と同じように板状節理の岩で覆われていますが,こちらはかなり浸食や風化が進み岩が丸みを帯びてきています.また岩の間には植物も入り込んでいます.最南端部分には落雷により電気を帯びた『磁石岩』という岩も存在します.