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┴┬┴┬ 【geo-Flash】 日本地質学会メールマガジン ┬┴┬┴┬┴┬┴
┬┴┬┴┬┴┬ No.224 2013/7/16 ┬┴┬┴ <*)++<< ┴┬┴┬┴
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★★目次 ★★
【1】[仙台大会]事前参加登録受付中!
【2】[仙台大会]学術大会に係るプレス発表会へのご協力のお願い
【3】[仙台大会]緊急展示の申込について
【4】津波堆積物ワークショップ 申込受付開始!
【5】コラム:鳥が首岬の謎
【6】本の紹介:東日本大震災を分析する
【7】名簿作成アンケートの実施/名簿の訂正・変更・登録のお願い
【8】支部情報
【9】その他のお知らせ
【10】公募情報・各賞情報
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【1】[仙台大会]事前参加登録受付中!
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講演申込をされた方も,別途事前参加登録を行って下さい。
(当日参加登録の場合は申込費用が異なります。)
締切:8月20日(火)17時(郵送 8月20日(金) 必着)
※※※巡検のみ締切が異なります※※※
締切:8月9日(金)17時(郵送 8月7日(水) 必着)
巡検の見どころ紹介→http://www.geosociety.jp/sendai/content0016.html
そのほか、小さなEarth Scientistのつどい,企業展示出展募集、ブース利用募集、広告協賛など、お申込受付中です。申込の締切がそれぞれ異なりますので、確認のうえ、お早めにお申し込み下さい。
仙台大会HPはこちら
http://www.geosociety.jp/sendai/content0001.html
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【2】[仙台大会]学術大会に係るプレス発表会へのご協力のお願い
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本年も仙台大会においてプレス発表会を開催する予定です.この機会に会員皆様の研究成果を「特筆すべき研究成果」として広報委員会へ是非ご推薦下さい.
「特筆すべき研究成果」の応募締切:2013年7月19日(金)17時
応募方法など詳しくはこちら.
http://www.geosociety.jp/sendai/content0006.html
日本地質学会広報委員長
内藤一樹
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【3】[仙台大会]緊急展示の申込について
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緊急かつホットなテーマについて議論する場を提供するために,災害調査報告や速報性の高い新技術・成果紹介などの「緊急展示コーナー」を設けます.ポスター展示を希望する方は,8月30日(金)までに次の内容を下記申込先にご連絡ください.
1)発表要旨PDF(ニュース誌5月号参照) 2)緊急展示の必要性 3)発表代表者と連絡先 4)希望枚数(1枚:幅90×180cm) 5)展示に関わる要望(2〜5の様式は自由)
実行委員会は行事委員会と協議し,可否の判断を致します.希望にはできるだけ応えるようにしますが,展示方法等については実行委員会の指示に従ってください.
申込先:main@geosociety.jp
担当:鈴木紀毅(仙台大会実行委員会)・須藤 宏(行事委員会)
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【4】津波堆積物ワークショップ 申込受付開始!
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9月開催の津波堆積物ワークショップの詳細が決定いたしました。
http://www.geosociety.jp/science/content0057.html
◆第4回津波堆積物ワークショップ
テーマ:「震災前・震災直後—何がわかっていたのか−」
2013年9月14日(土)9:00〜12:00
◆第5回津波堆積物ワークショップ
テーマ「震災から2年半,津波堆積物研究と社会」
2013年9月18日(水)10:00〜16:15
申込受付も開始いたしましたので、早めにお申込ください。
申込締切:8月30日(金)17:00
専用申込フォームはこちら.http://photo.geosociety.jp/tsunami_ws.html
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【5】コラム:鳥が首岬の謎
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高山 信紀 ((株)JPビジネスサービス)
以前、米国ユタ州サンファン川(San Juan River)の「Gooseneck」や、愛媛県を流れる肱川中流の「鳥首」を訪れたことがあるが、いずれも地名は河川の蛇行を鳥の首に例えたことに由来する。
鳥が首岬は、新潟県上越市西方(糸魚川市寄り)に位置し、全国的にはそれほど有名では無いが国土地理院発行の20万分の1地形図や2万5千分の1地形図にはその名が記載されている。鳥が首岬の地名は何に由来するのだろう?
続きはこちらから.
http://www.geosociety.jp/faq/content0461.html
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【6】本の紹介:東日本大震災を分析する
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平川 新・今村文彦・東北大学災害科学国際研究所 編著
東日本大震災を分析する
第1巻 地震・津波のメカニズムと被害の実態
第2巻 震災と人間・まち・記録
明石書店 2013年6月発行 A5版
第1巻 280ページ ISBN978-4-7503-3823-1
第2巻 258ページ ISBN978-4-7503-3824-8
定価 両巻それぞれ3,800円+税
「東日本大震災を分析する」という本書のタイトルから,この本はこの震災を引き起こした地震や津波の地球物理学的な解析結果や,災害の特徴・救援および復興活動などの諸相を分析した結果を述べた専門書であると考えられた方も多いのではないだろうか.内容は確かにその通りであるが,本書は,そういった難しい内容を一般向けに解説したものである.本書は,その目的を見事に達成している.その証拠に,医療やまちづくりを専門としない評者でも,苦労することなく本書を読み通すことができた.
東日本大震災で被害を被った地域の中心に位置する東北大学が,この未曾有の災害に無関心でいられるはずがないことは想像に難くない.本書は,東北大学の,主として教員の,東日本大震災に対する諸活動の集大成であり,今後も続くであろう活動の中間報告でもある.東北大学は東日本大震災の発生から1ヶ月後,3ヶ月後,6ヶ月後,1年後の4回にわたり,大震災に関する報告会を開催している.その報告会の内容を,一般向けにまとめたのが本書なのである.この報告会は,大震災前から発生が予測されていた宮城県沖地震に備えて組織された,東北大学防災科学研究拠点が主催したものであるが,同拠点は,大震災後,災害科学国際研究所としてグレードアップしている.今後も,多くの成果を挙げられることであろう.
本書は2冊組の書籍であり(本書評では第1巻,第2巻と記述することにする),その構成は次のようになっている.
第1巻 地震・津波のメカニズムと被害の実態
第1部 巨大地震に備えて
第2部 地震・津波のメカニズム
第3部 東日本大震災—被害の実態と要因
1.津波と洪水の被害
2.建物の被害
3.被害の諸相
第2巻 震災と人間・まち・記録
第1部 ひと・命・心
第2部 防災と復興のまちづくり
第3部 震災の歴史と記録
各部は,東北大学の研究者を主体とする執筆者による,いくつかの章からなる.各章の最初は,その章で何が語られるかを簡潔にまとめた「要旨」から始まり,読者の理解と利便性を高めている.各章は10ページ程度にコンパクトにまとめられているのでたいへん読みやすい.そして,どこから読んでもよいように,各章は独立している.「東日本大震災の○○○について知りたい」と思った時に,さっと使えるようになっている.
本書の内容は,上記の構成に示した通りであるが,それだけではその魅力を伝えきれないと思う.各部に含まれる全ての章の紹介は紙面の都合で割愛するが(興味のある方は出版社のホームページなどを参照して下さい),個人的に印象に残った内容を,やや網羅的に紹介したい.
第1巻,第1部では,東日本大震災以前に行われていた地震・津波対策の概要が記述され,それが今回の超巨大地震・津波に対しては不十分であったことが,反省とともに述べられている.第2部では,東北地方太平洋沖地震がどのような地震だったのかが,他機関の観測結果もふまえながら分析されている.特に,海底に設置された観測機器から探る超巨大地震・津波の発生メカニズムに関する記述に多くの紙面が割かれている.また,早期地震警報システムや地盤工学に関連した課題についても分析がなされている.第3部では,まず,衛星画像を用いた津波被害の実態や,映像解析による津波の流況の解析結果が紹介される.さらに,堤防,海岸林,アースフィルダム,ため池,建築物,造成宅地の被害の実態およびその分析結果が述べられている.最後に,被害の諸相として,福島第一原発の放射能汚染,交通ネットワーク被害,ロボットによる震災対応,墓石転倒率調査結果などが記述されている.
第2巻,第1部では,被災者のいのちと健康を護るためにどう備えるべきかが述べられている.具体的には,災害保健医療支援室の活動から見た救援期の支援ニーズの推移,医療現場の脆弱性と想定外対応能力,被災者のマナー,産婦人科医療・精神医療などに関する分析結果が詳述されている.第2部は復興とまちづくりに関する章からなり,仙台市および石巻市中心市街地でのまちづくり事例と東北大学のかかわりが紹介されている.また,建築家による復興支援(「アーキエイド」)や「せんだいスクール・オブ・デザイン」など興味深い活動の紹介がされ,さらに,日本の災害対策法制に関する問題提起もなされている.第3部では,最初に,地質学との関連も深い,弥生時代の津波および貞観津波の堆積物研究,慶長奥州地震津波に関する古文書分析などの結果が紹介されている.次に,被災した古文書の復旧活動や東日本大震災の経験を後世に伝えるためのアーカイブプロジェクト(「みちのく震録伝」と呼ばれている)など,意義深い活動が紹介されている.また,ウェブ情報とその解析という社会現象的な解析結果も述べられている.
東日本大震災を分析しているのは東北大学だけではない.他大学,政府機関,民間団体など様々な組織がこの震災について検討を加えている.しかし,震災域の中央に位置するという地の利を生かし,現場へ足繁く通って集めたデータによる分析や,様々な分野の研究者を抱える東北大学が総力を結集し学際的に行った分析は,たいへん多彩で奥深く,他者の追従を許さないと感じた.また,自分たち自身が被害者であるにも関わらず,これだけの研究を遂行していることに,私は感銘を受けた.見上げた研究者魂である.
唯一残念なのは,A5版という本書のサイズや各章をコンパクトにまとめるという制限のためか,写真や図表類が小さく見づらいことである(評者の老眼が進んでいることも原因かもしれないが).一部の写真・図については,別途,Web上に高解像度のカラー版が掲載されており,読者の便を図っているが,同様なサービスが他の写真・図についても期待される.
最後に,ある章に記述されているこの言葉を紹介して筆を置きたい.「今回の災害の第一の教訓は“備えがないことはできない”ということだった」
(小嶋 智)
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【7】 名簿作成アンケートの実施/名簿の訂正・変更・登録のお願い
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日本地質学会では,学会員相互の交流と親睦を図る目的で,2年ごとに会員名簿を発行することを運営規則にうたっております.2013年はその発行年にあたり,本年11月末日発行の予定で準備を行っております.
名簿の発行様式は前回と同様で,全会員を収録します.本会としては,個人情報保護法の制約はあるとしても,会員の皆様が上記の目的に沿って利用できるような,従来規模の名簿を作成したいと考えておりますので,調査の実施にご理解とご協力をお願いいたします.
アンケート提出およびWeb画面更新締切日:2013年10月4日(金)
詳しくは,コチラ↓
http://www.geosociety.jp/outline/content0132.html
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【8】支部情報
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■関東支部
緊急研修会『地表付近の地質学的調査における応用地質学的・土木地質学的留意点』
日程:7月27日(土)午前10時〜午後5時
会場:日本大学文理学部3号館5階3507号室
参加申込締切:7月19日(金)
詳しくは関東支部HPをご参照ください
http://kanto.geosociety.jp/
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【9】その他のお知らせ
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■地球にわくわく小・中学生自由研究コンテスト
募集期間:8月1日〜10月31日
応募資格・部門:小学生2部門(3・4年生、5・6)年生、中学生1部門
問い合わせ先:wakuwaku@jeso.jp
地学オリンピック日本委員会HP http://jeso.jp/
http://www.geosociety.jp/uploads/fckeditor//olympic/2013waku.jpg
■第11回高校生科学技術チャレンジ研究作品募集
募集期間:9月2日(月)〜10月7日(月)
応募資格:国内の高校生・高等専門学校生(3年生まで)、個人またはチーム
http://www.asahi.com/jsec/
■室戸ジオパークサマースクール2013
来るならきいや南海地震、土佐はうちが守るきね!
日本地質学会 後援
8月8日(木)9:00〜9日(金)16:00
場所:室戸市内の海岸、室戸市保健福祉センター、国立室戸青少年自然の家
対象:小学校5年生〜高校3年生まで
募集締切:7月16日(定員:35名)
http://ss.muroto-geo.jp/
■第57回粘土科学討論会
日本地質学会 共催
9月4日(水)〜6日(金)
会場:高知市文化プラザかるぽーと
http://www.cssj2.org/
■第4回・第5回津波堆積物ワークショップ
(120年学術大会:同時開催行事)
日本地質学会・日本堆積学会 共催
第4回:9月14日(土)9:00-12:00
第5回:9月18日(水)10:00-16:15
場所:東北大学川内北キャンパス マルチメディア棟M206号室
申込締切:8月30日(金)17:00
http://www.geosociety.jp/science/content0057.html
■2013年度日本地球化学会年会
日本地質学会 共催
9月11日(水)〜13日(金)
会場:筑波大学第一エリア1D棟、1E棟
固有セッション申込締切: 7月17日(水)
共通セッション申込:[終了]
事前参加登録締切:8月23日(金)
http://www.wdc-jp.biz/geochem/2013/
■第39回リモートセンシングシンポジウム
日本地質学会 協賛
11月25日(金)
場所:東京農業大学世田谷キャンパス
申込締切:11/1 講演申込締切:10/15
http://www.sice.jp/
■第29回ゼオライト研究発表会
日本地質学会 協賛
11月27日(水)〜28日(木)
会場:東北大学
http://www.jaz-online.org/index.html
■地質学史懇話会
12月23日(月)13:30〜
場所:北とぴあ803号室(北区王子1-11-1)
・長田敏明「戦前の満州の科学博物館の活動について(仮)」
・小野田滋「地質工学の開拓者・渡辺貫とその周辺(仮)」
問い合わせ先:矢島道子 pxi02070@nifty.com
■第3回学生のヒマラヤ野外実習ツアー参加者募集
日本地質学会ほか 推薦
実習実施時期:2014年3月5日出発,19日帰国(15日間)
申込締切:11月30日
実習コース:カトマンズ−ポカラ−ムクチナート−タンセン−ルンビニ
参加費用:学生・大学院生20万円以内、その他の個人参加者25万円以内、大学・企業などの組織派遣教員/社員30万円以内
http://www.geocities.jp/gondwanainst/
■日本地球惑星科学連合2014年大会
2014年4月28日(月)〜5月2日(金)
会場:パシフィコ横浜会議センター(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
予稿集原稿投稿募集:2014年1月08日(水)〜2月12日(水)
http://www.jpgu.org/
その他のイベント情報は,学会行事カレンダーもご参照下さい。
http://www.geosociety.jp/outline/content0098.html#now
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【10】公募情報・各賞情報等
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■愛媛大学大学院:理工学研究科数理物質科学専攻地球進化学講座(教授または准教授)(9/13)
■平成26年度研究船利用課題の募集(なつしま、よこすか、かいれい、みらい等)(7/24)
■2013年朝日賞推薦候補者募集(8/31 学会締切8/9)
詳細およびその他の公募情報は,
http://www.geosociety.jp/outline/content0016.html
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報告記事やニュース誌表紙写真、マンガ原稿募集中です。
geo-Flashは、月2回(第1・3火曜日)配信予定です。原稿は配信前週金曜日
までに事務局(geo-flash@geosociety.jp)へお送りください。