第4回惑星地球フォトコンテスト入選作品

 

第4回惑星地球フォトコンテスト入選作品:「1934-35昭和硫黄島」

写真:池上 郁彦(福岡県)
撮影場所:鹿児島県三島村 薩摩硫黄島


 

【撮影者より】
鹿児島県三島村にある昭和硫黄島は1934年末から35年にかけて起こった海底噴火により形成された新島である。比高300mの山体は鬼界カルデラの内輪に位置し、その活動は過去100年の日本における最大の火山活動であった。当時海は白煙を上げる軽石で埋め尽くされたと言われるが、現在その痕跡が認められるのは薩摩硫黄島の対岸部に限られる。写真で薩摩硫黄島特有の変色した海の向こうに見えているのが昭和硫黄島である。

【審査委員長講評】
昭和硫黄島は、活発に噴火活動を続ける薩摩硫黄島の東2kmにある新島です。遠景が1934〜35年でできた新島、手前はその時の噴火で流れ着いた軽石です。非常にわかりやすい写真で、撮影地の昭和硫黄島は鹿児島港から4時間ですから行きたくなってきます。(白尾)

【地質的背景】

(準備中)

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