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┴┬┴┬ 【geo-Flash】 日本地質学会メールマガジン ┬┴┬┴┬┴┬┴
┬┴┬┴┬┴┬ No.115 2010/11/16 ┬┴┬┴ <*)++<< ┴┬┴┬┴
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★★目次 ★★
【1】祝!探査機「はやぶさ」回収の微粒子、小惑星起源と確認(解説付)
【2】2011年度学会各賞募集中
【3】2011年度会費払込について
【4】支部情報
【5】日本地方地質誌「北海道地方」特別割引販売のお知らせ
【6】その他のお知らせ
【7】公募情報
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【1】祝!探査機「はやぶさ」回収の微粒子、小惑星起源と確認
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小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰ったカプセルに入っていた微粒子が 小惑星イトカワ起源のものと確認されたと発表されました。地質学の発展は、直 接的なサンプル分析やフィールドでの観察に支えられてきました.今後もサンプ ルリターン探査がおこなわれ,地球・惑星・生命の起源と進化に関する解明が進 むことを期待します。
6/16に日本地質学会会長より出されたはやぶさ帰還に関する声明
http://www.geosociety.jp/faq/content0236.html
宇宙航空研究開発機構(JAXA)報道資料
「はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について」
http://www.jaxa.jp/press/2010/11/20101116_hayabusa_j.html
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解説とコメント: 今回採取された試料がどのような組成なのか、全貌を早く知りたいところです。微 粒子とは言え、1000個以上もあれば、かなりのことがわかるはずです。鉱物組合せ は、かんらん石、輝石、斜長石、硫化鉄、その他微量鉱物となっていて、普通コン ドライト(球粒隕石)のものと一致します。武田弘氏の「固体惑星物質進化」によ ると、イトカワは長軸535mの「ラッコ型」の形をした角礫岩質の小惑星で、密度1. 9g/cm3、化学組成はLLコンドライトに類似するとのことです。LLコンドライトのか んらん石のFo値は72〜67程度のはずですが、今回の報道資料(上記)のグラフから 読み取るとFo値70程度なので、普通コンドライトの一種であるLLコンドライトと矛 盾しません。
石渡 明(東北大学)
今後の詳細な分析を待たねばならないが、今回採取された試料の中に小惑星本体 のみならず表層に降り積もった原始太陽系星雲からの凝縮物が含まれていること を期待している。例えばより鉄の多いカンラン石が見つかれば、星雲ーカンラン 石相互作用における温度とガス化学組成の変化がわかるだろう。低温の含水鉱物 が見つかれば、当時の揮発成分の状況を知る手がかりになるだろう。さらに鉱物 の化学組成変化や酸素同位体組成等の分析によって原始太陽系星雲と惑星の形成 プロセスが詳細にわかるに違いない。
鳥海光弘(東京大学名誉教授)
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【2】2011年度学会各賞募集中
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日本地質学会は毎年その事業のひとつとして、研究の援助・奨励および研究業 績の表彰を行っています(定款第3条)。本年も各賞の自薦、他薦による候補者を 募集いたします。期日厳守にて、たくさんのご応募をお待ちしております。
応募締切:2010年12月24日(金)必着
詳しくは、 http://www.geosociety.jp/members/content0026.html
(会員番号・パスワードによるログインが必要です)
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【3】2011年度会費払込について
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■2011年度会費払込について 次年度分会費の前納をお願いいたします。自動引き落としを登録されている方の 引き落としは、12月24日(金)です。
お振込の方へは、12月中旬頃までに請求書 兼郵便振替用紙をお送りいたします。
詳しくは、https://www.geosociety.jp/user.php (会員番号によるログインが必要です)
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【4】支部情報
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■日本地質学会関東支部2010年秋季シンポジウム
「関東盆地の地下地質構造と形成史」約500kmの反射測線プロファイルを一挙展示
日時:2010年11月20(土),21(日)両日,10:00ー17:00.
場所:日本大学文理学部3号館5階(一般2,000円,学生 1,000円).
懇親会:11月20日(土)17:30−.学内カフェテリアチェリーにて.
懇親会会費:一般 5,000円,学生 1,000円(当日参加可能)
詳しくは、 http://kanto.geosociety.jp/
■2010年度近畿支部総会・シンポジウム
日時:2010年11月20日(土) 11:00〜12:00(総会)・13:00〜16:30(シンポジウム)
場所:神戸大学滝川記念学術交流会館
シンポジウム「中央構造線の発生と改変:白亜紀から新第三紀にかけて」
問い合わせ先:近畿支部幹事 三田村宗樹
TEL:06-6605-2592 FAX:06-6605-2522 e-mail: mitamrm@sci.osaka-cu.ac.jp
■東北支部2009〜2010年度総会,個人講演会と公開シンポジウム
会場:「コラッセふくしま」5階研修室
日程:2011年3月12日(土)−13日(日)
公開シンポジウム「東北地方におけるジオパークへの取り組み(仮題)」
個人講演申込締切:2011年1月26日(水)
詳しくは、 http://www.geosociety.jp/outline/content0024.html
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【5】日本地方地質誌「北海道地方」会員特別割引販売のお知らせ
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日本地方地質誌 1.北海道地方 664頁,口絵8頁 (11月下旬刊行)
会員特別割引価格24,000円(税・送料込)(定価27,300円)
お申し込みは,HP会員のページの専用申込用紙にて直接朝倉書店までお願いいた します.
https://www.geosociety.jp/user.php(会員番号によるログインが必要です)
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【6】その他のお知らせ
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■第47回の霞ヶ関環境講座(第38回の三宅賞受賞者の受賞記念講演)
日時:2010年12月4日 (土)14:30〜
場所:霞ヶ関ビル35階東海大学校友会館
講座「生物多様性の起源を探る: 分子系統学の挑戦」 西田 睦先生(東京大学大気海洋研究所所長・教授)
受賞記念講演 「窒素同位体およびリモートセンシングを用いた海洋物質循環の先駆的研究」 三宅賞受賞者 才野敏郎博士(海洋研究開発機構地球環境変動領域物質循環研究プ ログラムディレクター)
詳しくは、http://wwwsoc.nii.ac.jp/gra/
■「サイエンスアゴラ2010」
日時: 11/19(金)〜11/21(日)10:00〜17:00
場所: 国際研究交流大学村(東京・お台場)
参加費:無料 主催 :独立行政法人科学技術振興機構(JST)
共催 :日本学術会議、独立行政法人産業技術総合研究所、国際研究交流大学村
詳しくは、 http://scienceagora.org/
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【7】公募情報・各賞情報
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■九州大学大学院理学研究院教員公募(女性限定)(1/5)
■神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学教員公募(12/3)
■第38回「環境賞」(1/21)
詳細およびその他の公募情報は、 http://www.geosociety.jp/outline/content0016.html
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報告記事やニュース誌表紙写真,マンガ原稿募集中です. geo-Flashは、月2回(第1・3火曜日)配信予定です。原稿は配信前週金曜日 までに事務局(geo-flash@geosociety.jp)へお送りください。 geo-Flashは送信用であり、返信はできません。
【第2回惑星地球フォトコンテスト】作品募集中! http://www.photo.geosociety.jp/