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┴┬┴┬ 【geo-Flash】 日本地質学会メールマガジン ┬┴┬┴┬┴┬┴
┬┴┬┴┬┴┬ No.100 2010/ 6/1 ┴┬┴┬  <*)++<<  ┴┬┴┬┴
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★★目次 ★★
【1】 法人へ完全移行(任意団体117年の歴史に幕)
【2】富山大会:講演申込・参加登録 受付開始しました。
【3】科学技術基本政策パブリッ クコメント 声を送ろう
【4】韓日地質学会 室戸合同大会 学生さん注目
【5】支部情報いろいろ
【6】その他のお知らせ
【7】 geo-Flash 100号!記念アンケート ご協力お願いします
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【1】 法人へ完全移行(任意団体117年の歴史に幕)
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geo-Flash100号と一般社団法人日本地質学会の新たな出発に際して

地球惑星科学連合大会初日の5月23日に開催された第117年地質学会総会
において,任意団体としての日本地質学会はその幕を下ろしました.その全ての
活動や資産は2008年12月に設立された一般社団法人日本地質学会に委譲さ
れ,名実共に一般社団法人としての新体制がスタートしました.これまで,諮問
委員会的役割を果たしてきた評議員会は,一般社団法人の理事会として新しい役
割を果たして行くことになります.理事会は社団法人の日常的な業務について意
思決定を行うとともに,学会活動を大いに担って行くことになるでしょう.
同日に開催された一般社団法人の第1回理事会においては,昨年の学会役員選
挙の結果に基づいて,学会長(理事長)と2名の副会長(副理事長)が選出され
ました.また,常務理事,副常務理事を含む15名の執行理事が選出されました.
執行理事の詳細な役割分担は近日中に決まる予定です.今回の執行理事会には6名
の方が新たに加わっており,年齢構成や所属上のバランスが取れた若々しい執行
理事会となったと感じています.
このように,2010年は,117年の長い歴史を持つ日本地質学会がその歴史を閉じ,
一般社団法人日本地質学会としてその実質的なスタートを切る歴史的な年度にな
りました.一般社団法人日本地質学会は,何にもまして,日本における地質学の
研究・教育のレベルを向上させるために尽力し,日本における地球科学関連学会
の中で中心的な役割を担っていく所存です.また,地質学に関する産学官の連携
を深める努力を継続・発展させます.
現在,地球環境問題の深刻化,資源の枯渇とエネルギー問題,異常気象や頻発
する地震・火山による大規模自然災害問題など,地質学が果たすべき社会的役割
はますます重要になっています.しかし,例えば高校での理科3科目選択制の開
始がまぢかに迫っていますが,高校地学教師は「絶滅危惧種」に例えられるくら
い,現状では圧倒的に多数の都道府県で長期間にわたって採用が全くありません
(地質ニュース2010年5月号:特集「地学教育問題の現状と課題」参照).一方,
明るいニュースとしては,ジオパーク運動が巨大な前進を始めており,関連自治
体での学芸員・専門員などの採用の動きのニュースも届き始めています.地質学
会はこれらの問題・課題に強力に取り組み,地質学の社会的地位の向上を図りま
す.
また,2012年には目覚ましく発展しつつある国際地学オリンピックがつくばを
舞台として開催されます.そしてユネスコ国際ジオパーク会議が島原で 開催され
ることも決定しており,これらが地質学に対する大きな社会的関心を惹起する機
会となることは間違いありません.本学会はこれらの成功のために大いに力を発
揮する所存です.
今年9月18-20日に富山大学で開催される地質学会学術大会では,これらの現状
打開やさらなる発展に向けて,学術活動の一層の発展とともに,地質学が今こそ
その役割にふさわしい社会的地位を獲得するための大きな第一歩を歩みだす場と
なるよう,大いに力を発揮しましょう.

一般社団法人日本地質学会 会長 宮下純夫
 



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【2】 富山大会:講演申込・参加登録 受付開始しました。
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日本地質学会 第117年学術大会(富山大会)−高度差4000m地質学−
日程:2010年9月18日(土)〜20日(月・祝)
会場:富山大学五福 キャンパス ほか

2010年日本地質学会年会は,「高度差4000mの地質学」をキャッチフレーズに,
富山大学を中心に中部支部 の会員にご協力をいただき開催いたします.講演申込
および事前参加登録を開始致しました。多く方々のご参加をお待ちしています。
講演申込 締切:7月7日(水)(郵送の場合は7月2日)

詳しくは、大会HPをご覧下さい。
http://www.geosociety.jp/toyama/content0001.html
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【3】 科学技術基本政策パブリックコメント 声を送ろう
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日本学術会議よ りパブリックコメントの案内がありました.
会員の皆様のご協力をお願い致します.

総合科学技術会議では、現在、第4期科学技術基 本計画の策定に向けての
検討を進めているところです。
このたび、同計画の骨格となる「科学技術基本政策策定の基本方針(案)」
が 取りまとめられ、5月27日(木)より、パブリックコメント手続が開
始されました(パブリックコメントの期間は、6月7日(月)まで)。

本 パブリックコメントの詳細、意見提出様式等につきましては、以下の
URLから参照できるようになっておりますので、その旨お知らせさせて
い ただきます。
上記基本方針に対する御意見等を提出される場合には、以下のURLより、
直接内閣府(科学技術政策担当)あてに御提出くださ いますようお願い申
し上げます。

パブリックコメントURL
http://www8.cao.go.jp/cstp/pubcomme/index.html
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【4】韓日地質学会 室戸合同大会 登録受付中 学生さん注 目!
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韓日地質学会−室戸合同大会−のファーストサーキュラーが公 開中です.
韓日地質学会室戸合同大会では,韓国と日本における地質学の最新の研究成果
に関する情報交換や,地質学を学ぶ若者の交流を目的 としています.学生サポー
ト もありますので学生さんにはふるって参加いただきたいと思います.
間もなく受け付け締切です!

日 時:8月23日(月)-25日(水)
場所:室戸青少年自然の家および室戸ジオパーク
参加登録締切:6月11(金)
詳しくは,こちら
http://struct.geosociety.jp/koreajapangs2010/
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【5】 支部情報
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■ 関東支部:地質技術伝承講演会〜地質技師長が語る地質工学余話(第2回)
講師:中村 裕昭氏(株式会社地域環境研究所)
テーマ:共生型地 下水利用に向けて「育水」の提唱
日時:6月6日(日)14:00-16:30
場所:北とぴあ 飛鳥ホール(東京都北区王子 1−11−1)
参加費:無料
申込等詳細は、関東支部HP<http://kanto.geosociety.jp/>

■ 中部支部:2010年支部年会
日時:7月24日(土)
会場:福井県立恐竜博物館 3階 ガイダンスルーム
(参加者は 無料で博物館(常設展)を見学できます)
シンポジウム 「ジオパークと野外現場を生かした教育普及活動」
詳しくは、 http://www.geosociety.jp/outline/content0019.html

■ 北海道支部:支笏湖ビジターセンター出前展示「わが街の文化遺産 札幌軟石」
期間:6月3日(木)-6月30日(水)
会場:支 笏湖ビジターセンター レクチャールーム
6/3〜6/30の間、自然公園財団支笏湖支部と千歳市のご協力を得て、サテライト展
示(出前展 示)を行ないます。
詳しくは、http://www.geosociety.jp/outline/content0023.html
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【6】 その他のお知らせ
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■科学・技術フェスタ in 京都−平成22年度産学官連携推進会議−
日時:年6月5日(土) 9:30-16:30
場所:国立京都国 際会館(京都市左京区宝ヶ池)
http://www.kagakugijutsu-festa.jp/program.html

■ 学校教育で地学は生き残れるか?:学会と教育現場との連携に向けて
日時:6月19日(土) 13:00-18:00
場所:早稲田大学22 号館202教室
主催:日本第四紀学会 後援:日本地質学会ほか
http://wwwsoc.nii.ac.jp/qr/event/qr.html#sympo0619

■ 資源地質学会第60回年会シンポジウム
「リチウム・トリウム -資源とその利用-」
日時: 6月23日 (水) (10:55-17:50)
場所:東京大学小柴ホール(本郷キャンパス)
http://www.kt.rim.or.jp/~srg/

■IGCP507(白 亜紀のアジア古気候)第5回国際シンポジウム(インドネシア)
◎シンポジウム(口頭発表・ポスター発表)
日時:10月7日(木)-8日 (金)
場所:ヨグヤカルタ市
講演申込・要旨締切:7月16日(金)
◎巡検日時:10月9日(土)
場所:ジャワ島中部 Luk Uloのテクトニックメランジェ
不明な点は国内コーディネーター(金沢大・長谷川卓)まで.
http://igcp507.grdc.esdm.go.id/

■ 第26回ゼオライト研究発表会
日時:2010年12月2日(木)-3日(金)
会場:タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀)
テー マ:ゼオライト,メソ多孔体,およびその類縁化合物に関連した研究の基礎
から応用まで
協賛:日本地質学会ほか
講演申込締切:7月 26日(月)
http://www.jaz-online.org/
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【7】 geo-Flash 100号!記念アンケート ご協力お願いします
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geo- Flashも2007年7月創刊以来おかげさまでついに100号になりました。今後とも
皆様にお役にたつgeo-Flash(そしてニュース誌、 ホームページ)であるために皆様の
ご意見をお聞かせ下さい。下記にアンケートを準備いたしました。ご協力をお願いいた
します(締め切り6 月末)。

http://www.geosociety.jp/cgi_enq/enq.cgi?id=geoflash

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報 告記事やニュース誌表紙写真,マンガ原稿募集中です.
geo-Flashは、月2回(第1・3火曜日)配信予定です。原稿は配信前週金曜日
ま でに事務局(geo-flash@geosociety.jp)へお送りください。
geo-Flashは送信用であり、返信はできません。