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┴┬┴┬ 【geo-Flash】 日本地質学会メールマガジン ┬┴┬┴┬┴┬┴
┬┴┬┴┬┴┬ No.096 2010/ 4/6 ┴┬┴┬ <*)++<< ┴┬┴┬┴
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★★目次 ★★
【1】 第4回 国際地学オリンピック(インドネシア大会):日本代表決定!
【2】2010年の「地質の日(5/10)」は?
【3】第1回惑星地 球フォトコンテスト入選作品
【4】ジオ・スクーリングネットをご活用ください!
【5】本の紹介:「固体惑星物質進化」
【6】支部情報
【7】その他のご案内
【8】公募情報・各賞助成
【9】マンガ2本立て!「晴れ男」「雨男」
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【1】 第4回 国際地学オリンピック(インドネシア大会):日本代表決定
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非営利活動法人地学オリンピック日本委員会(理事長:濱野洋三(海洋研究開発
機構))は、第4回国際地学オリンピック大会に参加する日本代表生徒4名を3月
26日に決定しました。
第4回国際地学オリンピック大会は、インドネシアにおいて2010年9月19日から
28日までの10日間に渡って開催されます。
3月24日から26日に行われた国内二次選抜大会(第2 回日本地学オリンピック
本選「グランプリ地球にわくわく」)(主催:特定非営利活動法人地学オリンピッ
ク日本委員会、特別共催:一般社団法人日本地球惑星科学連合、特別協賛:独立
行政法人科学技術振興機構、後援:文部科学省)で選ばれた4名の日本代表(第
2回日本地学オリンピック大会最優秀賞)は以下の通りです。
第4回国際地学オリンピック大会日本代表(第2回日本地学オリンピック大会
最優秀賞)
氏名、ふりがな、学年(平成22年3月現在)、高等学校名
大西 泰地(おおにし たいち)高1 白陵高等学校
川島 崇志(かわしま たかし)高2 静岡県立磐田南高等学校
武内 健大(たけうち けんた)高2 聖光学院高等学校
野田 和弘(のだ かずひろ)高2 広島学院高等学校
第2回日本地学オリンピック大会優秀賞4名は以下の通りです。
丸山 純平(まるやま じゅんぺい)中3 聖光学院中学校
高村 悠介(たかむら ゆうすけ)高2 埼玉県立川越高校
橋本 敏明(はしもと としあき)高2 慶應義塾高等学校
諏訪 敬之(すわ たかし 高1 灘高等学校
国内選抜(第2回日本地学オリンピック大会)一次予選(筆記試験;2009年12月
20日実施)には、日本各地から682名の生徒が応募し、全国の大学や高校会場に
て受験しました。
二次選抜試験(実技試験、面接;2010年3月24日から26日までつくば研究学園
都市で「グランプリ地球にわくわく」として実施)には、一次で選ばれた24名の
生徒 が参加し、4名の最優秀賞者と4名の優秀賞者が選考されました。この最優
秀賞者4名が国際大会日本代表となります。代表生徒は5月から8月の通信研修、
8月下旬の合宿研修(神奈川県立生命の星・地球博物館にて)を経て、9月の国
際大会に臨みます。
なお、「グランプリ地球にわくわく」は、独立行政法人産業技術総合研究所地質
調査総合センター、気象庁気象研究所、独立行政法人宇宙航空研究開発機構、独
立行政法人国立環境研究所、茨城県、つくば市の共催、一般社団法人日本地球惑
星科学連合の特別共催、独立行政法人科学技術振興機構の特別協賛、文部科学省、
茨城県教育委員会、つくば市教育委員会の後援で開催され、茨城県知事賞、つく
ば市長賞、地質調査総合センター賞も授与されました。
茨城県知事賞(総合成績1位)
大西 泰地(おおにし たいち)高1 白陵高等学校
つくば市長賞(女性部門総合成績1位)
渡辺 翠(わたなべ みどり)中2 桜蔭中学校
地質調査総合センター長賞(地質実技試験優秀者)
石井 彰吾(いしい しょうご)高1 灘高等学校
大西 泰地(おおにし たいち)高1 白陵高等学校
川島 崇志(かわしま たかし)高2 静岡県立磐田南高等学校
橋本 敏明(はしもと としあき)高2 慶應義塾高等学校
松岡 亮(まつおか りょう)高1 北海道旭川西高等学校
なお、2012年8月には第6回国際地学オリンピック日本大会がつくば学園都市で
開催される予定です。
問い合わせ先
特定非営利活動法人地学オリンピック日本委員会
113-0032 東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル4F
日本地球惑星科学連合気付
TEL 03-3815-5256, E-mail esolympiad@yahoo.co.jp
担当者 瀧上豊、村瀬公胤
(原則として、月曜日以外の電話は瀧上の携帯へ転送)
担当者 瀧上豊、村瀬公胤
(原則として、月曜日以外の電話は瀧上の携帯へ転送)
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【2】 2010年の「地質の日(5/10)」は?
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2010年の「地質の 日」に関連した学会の催しをご紹介します。
■日本地質学会:本部イベント企画
・写真家 白尾元理 講演会「地球史46億年を撮る」
日時: 2010年5月8日(土)13:30〜15:30
場所: 東京大学小柴ホール(東京都文京区本郷)
講師: 白尾元理氏(写真家・日本地質学会会員)
入場無料・事前申込不要(定員170名)
・ジオ写真展: 白尾さんの写真と惑星地球フォトコンテスト入賞作品の展示
■北海道支部:「地質の日」・「国際博物館の日」記念展示:
北海道大学総合博物館企画展示「わが街の文化遺産 札幌軟石」
期間: 2010年4月27日(火)〜5月30日(日)10:00〜16:00
会場: 北海道大学総合博物館1階「地の統合」 コーナー
関連イベント:
5/1(土)ワークショップ「札幌軟石クラフトに挑戦!」
5/1(土)講演会「札幌軟石 いま・昔」
5/8(土) ミニツアー「札幌軟石ウォッチング」(要申込)
http://www.geosociety.jp/outline/content0023.html
■ 関東支部
第2回地質技術伝承講習会:地質技師長が語る地質工学余話
「共生型地下水利用に向けての「育水」の提唱」
日時: 2010 年6月6日(日)14:00〜16:30
場所: 北とぴあ(東京都北区王子1-11-1) 飛鳥ホール
講師: 中村 裕昭氏(株式会社地域環 境研究所)
テーマ: 共生型地下水利用に向けての「育水」の提唱
参加費: 無料,どなたでも参加できます.
http://kanto.geosociety.jp/
■ 近畿支部:「地質の日」協賛行事
第27回地球科学講演会「大阪の温泉は本当に温泉か?−大阪平野の地下水を可視
化する−」
地質学会近畿支部では,「地質の日」協賛行事として,地学団体研究会大阪支
部と大阪市立自然史博物館との共催で,第27回地球科学講演会「大阪の温泉は
本当に温泉か?−大阪平野の地下水を可視化する−」を開催します.
「天然温泉」の看板を街の中で見かけることがあります.温泉好きの私たちに
とっては,安くて近い息抜きの場です.火山のない大阪になぜ温泉が出るのか,
不思議に思ったことはありませんか.平野部にある温泉は,とても深い場所にあ
る地下水なのです.中には変わった泉質を持つものもあります.でも,地下水と
いう点では,上町台地の湧水と同じです.ここでは,目には見えない大阪平野の
地下水の流れを話します.地下水とは何か,河川水とどう違うのか,そしてどう
つきあえばいいのか,一緒に考えたいと思います.多くの方のご参加をお待ちし
ております.
日時: 2010年5月9日(日)14:30-16:30
場所: 大阪市立自然史博物館講堂(大阪市東住吉区長居公園1-23)
講師: 益田晴恵氏(大阪市立大学大学院理学研究科教授)
主催: 日本地質学会近畿支部,地学団体研究会大阪支部,大阪市立自然史博物館
申込不要.直接会場へお越しください.
参加費: 無料.ただし,博物館入館料(大人300円,高校・大学生200円)が要.
■ 西日本支部:後援「地質の日」企画
身近に知る「くまもと の大地」
日時: 2010年5月9日(日)「地質の日」 10:00〜16:00
場所: 熊本市通町筋上通り入り口 びぷれす広場(熊日ビ ル)
企画: ◎おどろきの展示コーナー/◎わくわく体験コーナー/◎なるほど解るコー
ナーなど
http://www.geosociety.jp/outline/content0025.html
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【3】 第1回惑星地球フォトコンテスト入選作品
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厳正なる審査を行い、応 募作品全436作品のうち,14の入選作品が決定し、3/28
IYPEイベント会場で表彰式が行われました。
表彰式の様子や各作品の講評など詳細は、、、http://photo.geosociety.jp/
(惑星地 球フォトコンテスト審査委員会)
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【4】ジオ・スクーリングネッ トをご活用ください!
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ジオ・スクーリングネット(土質・地質技術者の生涯学習ネット)は,2001年10月
から運用中です
特徴
1)土質・地質に係る技術者のための関連情報をインターネットで提供しています
2)オープン・フリー制で“どなたでも無料でご利用いただけます”各種証明書発
行も無料
機能
1) 講習会情報の検索と参加申込みができます
2)技術者継続教育(CPDH)の自己学習の記録が管理できます
http://www.geo-schooling.jp/
今すぐのアクセスをお待ちしております.
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【5】本の紹 介:「固体惑星物質進化」
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「固体惑星物質進化」武田 弘 著
株式会社現代図書(神奈川県相模原市)、2009年
2月15日発行,131ページ,横書
20.9×29.7×0.8cm, ソフトカバー、定価 5238円+税
ISBN987-4-86299-006-8
本書は,最も未分化な原始太陽系物質とされる一種の 炭素質隕石から,普通コンドライト,エイコンドライトや鉄隕石,月の岩石や月隕石,火星表面の岩石や火星隕石,金星表面に推定される 岩石 を経て,最も分化した地球表層の岩石まで,太陽系固体惑星物質の46億年間の進化について,カラフルな260葉以上の写真や図表を 用い て,最新の知識を親しみやすくわかりやすい文章で系統的に解説した教科書である.「岩石鉱物科学」の38巻2号40ページ(2009)に境 毅氏 による本書の紹介文があるので,ここでは特に興味深い点と問題点を指摘したい.著者の武田弘先生は日本ソムリエ協会の名誉ソムリ エでもあ り,本書2ページにはその片鱗が表れている.それは,1492年の隕石落下の様子を記録した木版画を図柄としたアルザスワイン のエチケッ ト(ラベル)である(図1-2-2).本題の話は,球粒が少なく微細な蛇紋石やサポナイトを主とし,最も未分化な炭素質隕石とされ るオル ゲイユ隕石(1864年,フランスに落下)から始まる.次に普通コンドライトの話になるが(第2章),多くの普通コンドライト(例えば L4〜L6 型)では一つの隕石中のかんらん石などの固溶体組成がほぼ均質であるのに,稀に鉱物の化学組成が非常に大きなバラツキを示す 「非平衡普通 コンドライト」(例えばL3型)があり,その球粒の中に球粒の前駆物質と思われる「しん(芯)」が最近発見されたという. これは球粒が, ガスからの凝縮ではなく,前駆固体物質の再溶融でできたことを示唆する.一方,変成作用が最も進んだL6型などより更に温度が 上がり,部 分的に溶融したコンドライト(例えばLL7型)があることも示されている.また,第3章では,普通コンドライトと同じスペクトルを示す小惑星は,隕 石の故郷と言われる火星と木星の間の小惑星帯では少数派であり,多数派のS型スペクトルを示す小惑星に対応する隕石は, 地球への落下数が少ない, 部分溶融したコンドライト(球粒は含まず深成岩組織を示す)の可能性があると述べている.そのような隕石から は,表紙の写真(縦幅 13mm)のようにNaに富む斜長石と両輝石・かんらん石などからなる深成岩組織の部分(化学的には高Mg安山岩質)も報告されている. 母天体中での金属鉄(鉄隕石)の分布に関する「ゆで卵モデル」と「ぶとうパンモデル」の話も面白い.第4章は地球のマントルか んらん岩に よく似た組織を示すエイコンドライトの一種,ユレイライト隕石について述べ,その珪酸塩鉱物の粒間を埋めるグラファイト中に 含まれるダイアモンド の成因として,天体衝突による超高圧説と気相成長説を検討している.第5章は小惑星ベスタを構成していると考えら れるHED隕石(エイコ ンドライトの一群,境氏によると武田先生が名付け親)の話であり,母天体における部分溶融と結晶分化作用が論じ られている.第6章は月の 陸地の岩石及び月隕石の記載と成因論であり,月の初期地殻の成長モデルとして岩山説(早期に固結した岩石が氷山のよう にマグマ大洋に浮か ぶ.「がんざん」と読む?)が紹介されている.輝石・かんらん石のMg#と斜長石のAn値の図(図6-5-2)にお ける月の深成岩のMg主系列と 斜長岩系列の位置関係は,それぞれ地球の海嶺玄武岩と島弧玄武岩から晶出する鉱物の関係に似ている.第7 章は月の海の溶岩の話であり, 「盆地周辺より火の噴水のようにふき出し,中心部に向かって流れたらしい」という記述は興味深い.第8章は火星 起源のSNC隕石と火星探 査機が分析した火星表面の岩石の化学組成と鉱物組合せについて述べている(詳細は後述).第9章はロシアの着陸船が分 析した金星表面の岩 石の化学組成と,それから導かれる可能な鉱物組合せについて述べていて,マイクロクリン,紅柱石,菫青石など地球の 岩石屋に親しみ深い鉱物名が列挙されている.最後の第10章は地球表層物質について述べ,地球特有の鉱物の代表として雲母を挙げている (同じく含水鉱物である角閃石は 火星隕石にも含まれる).また,「金が採掘可能なほどに濃集するというのは,隕石母天体や月では考えら れないことである」と述べている.
以 上のように,本書は固体惑星物質科学分野の最新の知識を系統的に説明した教科書として優れた内容と 構成を持っているが,残念なことに,高価な書籍 であるにもかかわらず,以下のような不備や誤りが目立つ.まず,解像度が極端に悪い写真 が16葉ある.図の説明と本文が矛盾する場合があ り,例えば物質分布図(P.20, 図2-7-3)の説明では小惑星「エロス」となっているのに,本文(P. 20左段中程)では小惑 星「イトカワ」として説明されている.33ページの右段では「エロスの表面には物質の不均質分布は確認されていない」と述べられているので,こ の分布図はイトカワのものなのだろう.本書には組織の特徴をよく表現した美しい偏光顕微鏡写真が多いが,「左側の列は普通の平行光,右側の列は 偏 光で見たもの」(P. 36, 図4-1-2)という説明は,例えば「左側の列は単ニコル,右側の列は直交ニコルで見たもの」のよう にす べきである.左側の列の写真も偏光で見ているはずで,「普通の平行光」ではない.図のラベルの誤りや記入漏れもある.52ページの 図 5-2-5では, 図の説明に対応する記号が図の中に示されていない.96ページの図8-3-4では, 縦軸の最下部のラベルの数値が間違っている.96ページの図8-3-5では, 図の右上部の2つのドットに同じ「カリウム」というラベルがつい ている.その一つは「ガリウム」の誤りかもしれない.53ページ図5-3-1の右上の写真は「太陽系中最古の溶岩」とのことだが,このようなオ フィチック組織の岩石は,確かに厚い溶岩流の中心部の可能性があるものの,地下で固結した岩脈や岩床の可能性も大きい.「溶岩」(マグ マ が地表に噴出して固結した岩石)と断定する根拠がよくわからない.77ページの図6-7-7の説明では,「青が低い値,赤が高く,黄 色は 中間」とのことだが,色の変化を見ると,どうも青が低い値,黄色〜白色が高い値で,赤色はその中間を示しているように見える.102ページ の表 8-6-1と103ページ左段の記述によると,火星探査車スピリットが分析したアディロンダックという岩石はカリウムやナトリウム に富むアルカリ 岩とのことだが,表8-6-1に示された化学分析値を見るとK2Oの量はわずか0.08%であり,しかもNa2Oの量が 示されていないの で,アルカリ玄武岩かどうか判断できない.図8-6-4を見ると,Na2O+K2Oの量の合計が3%程度になってお り,Na2Oが多いのだと思う が,Na2Oの分析値を表8-6-1に示してほしい.また,102ページ本文と図8-6-4ではグーセフ・ クレーターと書いてある が,103ページではグスタフ・クレーターになっている.122ページ図10-2-3の地球の写真は裏焼きで,アフリカ 大陸の東西(この図では 上下)が逆である.本文の文章は全体にわかりやすいが,例えば72ページ以後の本文で,同じ意味の語に創世記, 創世期,創生期,創成期など様々な 漢字が使われるなど,よくこなれていない文章があり,校閲が不足していると言わざるをえない.参考文 献のリストはあるが,用語索引も欲し いところである.とはいえ,今年6月に日本の惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」の表面 物質を携えて(?)地球に帰還すること になっており,現在日本では惑星物質への興味が高まりつつある.地質学会の会員諸氏には,是非この時期に 本書の一読をお勧めする.なお, 昨年の本誌12巻2号3ページ(火星)と12号3ページ(惑星地質)で紹介した関連書籍も参照されたい.
石渡 明(東北大学東北アジア研究センター)
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【6】 支部情報
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■関東支部
・地質技術伝承講演会:地質技師長が 語る地質工学余話(第1回)
日時:2010年4月18日(日)13:30〜16:00
場所:北とぴあ(東京都北区王子1-11-1)7階 第1研修室
講師:千葉達朗氏(アジア航測株式会社)
テーマ:赤色立体地図による新しい地質調査技術
・2010年度関東支 部総会
日時:2010年4月18日(日)16:00〜16:30
場所:北とぴあ(東京都北区王子1-11-1)7階第1研修室
・ 2010年関東支部幹事立候補受付中
立候補締切:2010年4月15日(木)
詳しくは、 http://kanto.geosociety.jp/
■近畿・四国・西日本三支部合同
「ジオ・シンポジア2010 in 北九州」(日本地質学会近畿・四国・西日本支部三
支部合同例会)
本大会では,ジオパークの活動に代表されるジオの視 点を取り入れた地域活動
に関する公開シンポジウムとジオツアーを計画しております.多数の方々のご参
加をお待ちしております.
シ ンポ「ジオ・シンポジア2010 in 北九州」〜環境を考える新しいキーワードGEO〜
ジオの視点を取り入れた地域振興とジオパークの活動
日 時 2010年7月18日(日)13:30〜
場所 北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)ガイド館
ジオツアー「ジ オ・サイト 曽根干潟,間島」
主な見学予定地点:日本一のカブトガニ生息地・消えかけた砂嘴 ・
島の古墳群・小倉城石垣(花崗岩)の石切 り場・恒見の石灰岩大露頭
実施日 2010年7月19日(月・祝)海の日
*事前予約受付: 5月31日(月)(必着)
詳しくは、
http://www.geosociety.jp/outline/content0025.html#2010geo
* この他にも各支部で「地質の日」関連の催しが予定されています。
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【7】 その他のお知らせ・ご案内
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■学術会議提言「日本の展望—学術から の提言2010」等の公表
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/tenbou/teigen.html
■ 三朝国際インターンプログラム2010
実施期間: 2010年7月1日(木)〜8月11日(水)(約6週間)
国際的な研究・教育の推進を目的に,国内外からの学部3 ・4年生並びに修士課程
学生(国籍は問わない)を対象として2005年より継続的に開催されています.参
加者は各研究部門(分析地球化学部門,実験地球物理学部門)の教員並び研究者
による指導のもと当研究センターが推進している最先端研究プロジェク トに実際
に参加していただきます.プログラム終了時には,英語による研究成果発表の実
施を予定しています.
このプログラムを通して, 高度な実験・分析技術に触れるのみでなく,研究者と
しての経験や最先端研究への情熱が育まれることを期待しています.
募集人員: 10名程 度
応募締切: 2010年5月9日(日)
詳しくは, http://intern.misasa.okayama-u.ac.jp/misip2010/
■IODP掘削航海(3航海)乗船研究者募集
2011年に JOIDES Resolutionにて実施予定の掘削航海(3航海)の乗船研究者を募
集いたします.詳細は各航海のページをご覧ください.いずれの募集も5月15日が
締め切りとなっておりますので,奮ってご応募ください.
◇Costa Rica Seismogenesis Project (CRISP)
(IODP重点研究カテゴリ:地震発生体の包括的理解)
航海予定期間:2011年3月15日〜4月16日
>http://www.j-desc.org/m2/expeditions/CRISP.html
◇Superfast Spreading Rate Crust 4
(IODP重点研究カテゴリ:巨大海台,海洋地殻,大陸縁の形成と進化の解明)
航海予定 期間:2011年4月16日〜5月19日
>http://www.j-desc.org/m2/expeditions/superfast4.html
◇Mid-Atlantic Microbiology
(IODP重点研究カテゴリ:地下生物圏の探査)
航海予定期間:2011年9月中旬〜11月中旬
>http://www.j-desc.org/m2/expeditions/mid_atlantic_microbio.html
■ 米国地質学会国際大会(in トルコ・アンカラ)
「テクトニクスの十字路:ユーラシア・アフリカ・アラビアの造山帯発達史」
日程: 2010年10月3日(日)〜8日(金)
場所: トルコ・アンカラ
締切: Abstracts deadline: 2010年5月10日
Standard registration deadline: 2010年8月23日.
Registration cancellation deadline: 2010年8月30日
詳しくは、
http://www.geosociety.org/meetings/2010turkey/
■ 深田研地形学習会のご案内
今回の地形学習会は「富士山」をとり上げました。現地での学習会と室内での実
験観察会をセットで開催します。
参加を希望される方は下記要領をご確認の上お申込みください。
※「深田研地形学習会」は技術士CPD(継続教育)履修実績として申請できます。
◆ テーマ:富士山の地形の謎を探ろう!
◆講師: 池田 宏 氏 (元筑波大学 深田地質研究所客員研究員)
◆開催概要
●1日目 【富士山一周ジオツアー】
・日時: 2010年5月15日(土)10:00〜17:00終了予定
・集合・解散場所: 小田原駅前
・ 学習内容:富士山麓をバスで一周します。富士山の地形をよく見て、みんなで
謎を見つけよう!(天候不良の場合は「生命の星・地球博物館」等の関連施設を
見学)
●2日目 【富士山の地形実験観察会】
・日時: 2010年5月22日(土)13:00〜16:00
・会場: 深田地質研究所 研修ホール
・学習内容: 1日目のジオツアーで見つけた謎を探る実験観察会を行います。キー
ワードは「富士山の傾斜角」「広い裾野」「大沢崩れ」「吉田大沢」「宝永山」
「富士五湖」 etc.
◆ 募集要項
・対象者: 富士山の地形に関心のある方で、原則として二日とも参加できる方。
・定 員: 30名程度(申込み多数の場合は抽選とします)。
・参加費: 5,000円(バス代、資料代、保険代として)。集合場所までの往復
の交通費は別途各自で負担願います。
・申込み締切り日: 4月25日(日)。参加の可否(抽選の結果)は4月28
日までに通知します。参加者には別途詳細を連絡します。
◆申込み方法: 参加ご希望の方は、E-mailもしくはFAXでお申込み下さい。
その際、氏名(ふりがな)・生年月日・所属・連絡先(住所・電話番号)をお
知らせ願います。
※生年月日は保険をかけるために必要となります。
◆申込み先: 財団法人 深田地質研究所
〒 113ー0021 東京都文京区本駒込2ー13ー12
TEL:03-3944-8010 FAX:03-3944-5404
E- mail:fgi@fgi.or.jp URL:http://www.fgi.or.jp
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【8】 公募情報・各賞助成
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公募
■三重県職員(学芸員または学芸 技師)の募集(生物学・古生物学) (締切4/16)
■広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻教員公募(教授) (締切5/31)
■ 筑波大学生命環境科学研究科地球進化科学専攻教員公募(助教) (締切5/1)
各賞助成
■第7回(平成22年度)日本学術振興会賞 受賞候補者推薦募集
(学会推薦受付締切: 5月7日(金)学会推薦です.自薦はありません.)
■2011〜2012年開催藤原セミナー募集 (締切7/31必着)
■2010 年度「信州フィールド科学賞」募集 (締切6/30)
詳しくは、こちら
http://www.geosociety.jp/outline/content0016.html
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【9】 マンガ2本立て!「晴れ男」「雨男」
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晴れ男 原案:川村喜一郎/ マンガ:Key
http://www.geosociety.jp/faq/content0228.html
雨男 原案:川村喜一郎 /マンガ:Key
http://www.geosociety.jp/faq/content229.html
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報 告記事やニュース誌表紙写真,マンガ原稿募集中です.
geo-Flashは、月2回(第1・3火曜日)配信予定です。原稿は配信前週金曜日
ま でに事務局(geo-flash@geosociety.jp)へお送りください。
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