モンゴルのゲルと果てしなく広がる大地

 

写真:後藤晶子(名古屋大学年代測定総合研究センター)
解説:後藤晶子・高橋亮平(北海道大学大学院理学研究院)・久田健一郎(筑波大学大学院生命環境科学研究科)


写真1


写真2

解説:

Eurasian Geological Seminar 2007(EGS 2007:モンゴルにて開催)にともなっておこなわれたフィールド巡検では,モンゴルの自然や文化を十分に堪能することができた.巡検の途中に現地の人の生活空間であるゲルを何度か突撃訪問したが,快く迎え入れ馬乳酒やチーズをご馳走になった.また,なだらかな山の麓までまっすぐにのびる道ではモンゴルの大地の雄大さを感じることができた.


写真1:ウランバートル近郊でのゲルの風景.ゲルの周辺では馬やヤギ,羊などが飼われている.ゲルの屋根の上ではチーズが天日干しされている.このチーズは少し硬くパサパサしている.いたるところでバイクを見かけ交通手段としてバイクが重宝されていることが伺える一方で,小学生ぐらいの子供が颯爽と馬を走らせている光景が見られる.


写真2:ザーマル(Zaamar)からボロー(Boroo)への草原を貫く道.ひたすら続く道を数時間走り続けるのが普通で,運転手の気分に応じて草原をショートカットすることは日常茶飯事である.貴重な(?)岩場を見つけて休憩となったが,炎天下の中に逃げ場がなく非常に暑かった.休憩の度にジュースや果物,お菓子が振舞われる.