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┴┬┴┬【geo-Flash】日本地質学会メールマガジン ┴┬┴┬┴┬┴┬┴
┬┴┬┴┬┴┬ No.008 2007/09/04 ┴┬┴┬ <*)++<< ┬┴┬
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★★目次 ★★
【1】第114年学術大会(in 札幌)迫る!
【2】札幌大会口頭発表:プログラム一部訂正
【3】コラム:「間違いだらけの発音選び」(気をつけなきゃ)
【4】同志社大学工学部 環境システム学科専任教員公募(10/10締切)
【5】JABEE講習会のご案内(10/13 開催)
【6】院生評議員・代議員より「博士の将来」アンケート作成中
【7】9月9日(日)新HPついに公開(予定)!!

 

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【1】 札幌大会迫る!
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■札幌大会実行委員会を代表して、皆様にご挨拶申し上げます。
暑さも一段落した札幌では、日本地質学会第114年学術大会へ皆様をお迎え
する準備が着々と進んでおります。657件にもおよぶ個人講演やシンポジウム
に加え、教育・普及事業、就職支援プログラム(企業説明会)など、様々な
新たな試みが予定されています。参加者数もここ数年では最大規模になる
ことが予想されています。地質学の重要性が見直されつつある社会風潮の
なかで、皆様の最新の成果や話題提供など有意義な討論がなされますことを
心よりお願い申し上げます。皆様のお越しをお待ち申し上げます。
札幌大会実行委員長 岡田 尚武

■緊急PDプログラム公開:我が国の防災立地に対する地球科学からの提言-平成19年新潟県中越沖地震にあたって-
主催:日本地質学会理事会、同構造地質専門部会
日時:9月10日午後6時〜9時
場所:日本地質学会第114年学術大会 N2会場

 

1)挨拶と趣旨説明 木村 学 日本地質学会会長

 

2)地震・災害の状況と地震震源断層等に関する報告
1.(独)防災科学技術研究所  青井 真
2.日本地質学会緊急調査団  小林健太(新潟大学)
3.東京大学地震研究所  佐藤比呂志
4.国土地理院 飛田幹男
5.(独)産業技術総合研究所  杉山雄一

 

3)国の安全審査の現状 佃 栄吉 日本地質学会副会長

 

4)今後の防災立地に向けて(パネルディスカッション)

 

1.京都大学防災研究所 飯尾能久
2.(独)防災科学技術研究所  青井 真
3.東京大学地震研究所  佐藤比呂志
4.国土地理院 飛田幹男
5.(独)産業技術総合研究所  杉山雄一
6.日本地質学会災害委員会  天野一男
7.日本地質学会構造地質専門部会  高木秀雄

 

モデレーター 伊藤谷生 日本地質学会副会長

 

5)終わりの挨拶 高木秀雄 日本地質学会構造地質専門部会長
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■ 札幌大会就職支援プログラム 開催!!
卒業後就職を考えている学生諸君,ならびに多くの学生を指導していらっしゃる
先生方を対象に,年会前日の午後からのプログラムとして企画いたしました.

 

地球科学関連の知識・技術をベースに、社会基盤整備に関わる調査・計画・設計・施工・維持管理、ソフトウェアやハードウェアの開発、および資源開発などを行う企業の紹介いたします.ぜひ多くの方の参加をお待ちしております.

 

日程 2007年9月8日(土) 13〜17時まで
場所 北海道大学札幌キャンパス,高等教育機能開発総合センターE214・E218会場
協賛 全国地質調査業協会連合会
参加企業  (株)日さく・(株)ニュージェック・応用地質(株)・国際航業(株)
石油資源開発(株)・北海道土質コンサルタント(株)・(株)ジーエスアイ

 


■ 院生・学生の皆さん 懇親会で会いましょう!
懇親会への多数の参加申し込みどうもありがとうございます! 皆さまとお
会いし,交流できることを楽しみにしております.交流を広げる機会ですの
でまだ参加申し込みしていない方も当日参加お待ちしております!!
(針金由美子 院生評議員)

■ 地質情報展の日程に注意!
今年の地質情報展の開催日は9月7日(金)〜9日(日)です.
札幌大会の初日9月9日(日)が最終日です.
今年は,北海道大学クラーク会館(メイン)と札幌駅サテライトの2カ所開催.
地質情報展2007北海道−探検!熱くゆたかなぼくらの大地−
会場:北海道大学クラーク会館(9:00〜17:00)・札幌駅サテライト(9:00〜18:00)
http://www.gsj.jp/Info/event/2007/johoten_2007/

■ ぞくぞくメディアに登場しています!
<北海道新聞>
8月30日(木)夕刊1面(学術講演 重野 他の内容)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/46561.php
<北海道建設新聞>
http://e-kensin.net/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1351ページTOPにもどる
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【2】プログラム一部訂正
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ニュース誌8月号掲載の札幌大会口頭発表プログラムの中で、一部
発表時間の記載に誤りがありましたので、訂正致します。
正しくは下記の通りです。

 

■定番セッション:岩石・鉱物の破壊と変形
9月9日(日) 9:00-15:00 E301会場
O-124 9:00 熱水・天水の変質作用を受けた断層岩中の破砕粒子の特徴
滝沢 茂・小澤佳奈
O-125 9:15 異なる粉砕機構で粉砕した黒雲母・石英粒子の形状特徴
小澤佳奈・滝沢 茂
O-126 9:30 石英圧痕周辺の残留超高応力
増田俊明・三宅智也・榎並正樹
O-127 9:45 硬い粒子と柔らかい粒子が混在している岩石の弾性変形について
阪口 秀・坂口有人
O-128 10:00 カルサイト双晶密度による岩石の応力解放後の見かけ弾性歪み推定法
坂口有人・阪口 秀・中谷正夫・吉田慎吾

 

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【3】 コラム 「間違いだらけの発音選び」
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■ 筆者は,かつて「間違いだらけの発音選び」なる内容の一文を,地質学
雑誌のニュース誌に投稿したが,反響はほとんどなかった。その後も,内外
の学会やシンポジウムで,気になる発音や使用法に気を止めていたが,一向
に改善の兆しが見られない。著名な研究者が,間違い発音を繰り返すので,
学生や若手が,直そうとしないのは,当たり前である。最近でも,日本人若
手研究者の大発見の記者会見で,某著名な研究者が,正しい発音を使うよう
にとの意図は,某官庁の指示で,実現されなかったという。それは,
lithosphereを正しくリソスフィアと使うことが,認められなかったのである。
「間違い発音を使え」と,国家が統制しているのである。

 

以下,若干の重複をおそれず,この際,皆様に今一度ご一考願いたい。
最初に,教訓。
1.ほとんどの英語の用語が間違って発音されている。
2.しかも,その多くが,外来語化されてしまっており,修正はもはや困難か
とも思われるが,間違い発音を使わざるを得ない場合でも,少なくとも,
間違い発音が,正しい英語発音ではないと承知の上で,使うべきである。
3.どんな発音も辞書にあたるべきである。しかし,辞書に載っていない場合や,
英語使用研究者間でも,各種の発音が入り乱れている場合もある。たとえば,
著名な研究者である某Moore氏は,自分の名前は,ムーアではなく,モーアで
ある。と言っている。そうなのであろう。
4.日本語文の中で,日本で慣用とされている発音をカタカナ表記で使用する場
合があろうが,あまりにも間違った発音を使うのは,考え物である。たとえ
外来語化していようとも,使うべきではない。たとえば,reservoirを
リザーバーとする類である。(正しくは,レザヴォア,アクセントはレにある)
5.少なくとも,英語で発表する講演やポスターでの説明には,心して,正しい
発音,正しいアクセントを使うように心がけたい。
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スペリング   
1.Lithosphere
2.Reservoir
3.Seismic

4.Trough
5.Southampton
6.Frontier
7. Stratigraphy


8.Microbial
9.Oceanic
10.Review

 

間違い発音 
リソスフェア
リザーバー
サイスミック

トラフ
サザンプトン
フろンティア



マイクロバイアル
おシアニック
レビュー

 

より好ましい発音(アクセントをひらがなで表記)
リソスふぃア
れザヴォア
さイズミック
(ただし,Seismicityは、サイズみシティー)
トろフ
サウさンプトン
フロンてぃア (アクセントは てぃ)
ストラてぃグラフィー
(アクセントは てぃ にある!ただし,
形容詞では,グらフィックの ら にある)
マイクろうビアル (アクセントは ろう)
オシあニック (アクセントは あ)
動詞も名詞もアクセントはビューにある。

 


あまりにも簡単な言葉に関しては,辞書を引かないことが多いが,すべてあた
るべきである。これは,ホノルルなどのアクセントにも当てはまる。成田のア
ナウンスでも,英語なのにもかかわらず,平板なホノルルと発音していた。お
かしいと思う。ただし,地名,人名は,一般にどう発音していいか,分からな
いことが多く,いちいちあたる必要がある。しかも,人,場所によって異なる。

 

 

小川勇二郎(筑波大)
次号につづく。
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【4】 同志社大学工学部 環境システム学科専任教員公募(10/10締切)
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募集人員 教授または准教授 1名

 

専門分野 地域環境学(都市環境,気候学,環境変遷学,地理情報システムや
遠隔探査などを含む).特に,グローバルな変動に対し,特定地域の環境につい
ての教育と研究を行う.

担当予定科目 地域環境学,都市環境学,環境システム基礎実験,環境システム
応用実験,卒業論文など.学部初年度生を対象とした地球環境科学,プログラ
ミング,物理学などの専門基礎科目,全学共通教養教育科目を分担していただく
ことがあります.

応募資格 博士の学位を有し,専門分野において優れた研究業績があり,学部の教育に熱意を持つ,着任時49歳までの方.

着任時期 2008年4月1日

提出書類
履歴書(写真添付)/研究業績一覧(著書,学術論文,国際会議論文,その他)/
主要論文の別刷り(10編以内)/着任後の教育と研究に関わる抱負(A4用紙2枚程度)
/推薦書,または本人について所見を求めることができる方の氏名と連絡先

応募締切 2007年10月10日(水)必着

 

書類送付・問い合わせ先
〒610-0321
京田辺市多々羅都谷1-3
同志社大学工学部環境システム学科
教務主任 林田 明
Tel:0774-65-6680,E-mail:ahay@mail.doshisha.ac.jp

 

その他
応募書類は簡易書留とし,「環境システム学科教員応募書類在中」
と朱書してください.
審査後,応募書類の返却を希望される方は,郵便番号・住所・氏名を記載し,
郵便切手を貼った返信用封筒を同封してください.

 

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【5】 JABEE講習会のご案内(10/13 開催)
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JABEE地球資源分野では下記のような講習会を計画しています.
JABEEへの理解を深めていただくためにも一人でも多くの会員の方に参加いただきたいと存じます.
今後認定申請を予定されているプログラム所属の方にも,ぜひ参加をお願いいたします.
ご希望の方は,日本地質学会JABEE委員会委員長の天野(kazuo@mx.ibaraki.ac.jp)に,9月18日午後5時までに申し込んでください.

 

なお,この講習会に参加するとJABEEの認定審査のオブザーバー参加資格が得られます.地質学会では,JABEEの審査員の資格を持った方は非常に少数です.地質学会としてJABEEを盛り上げていくためにも,審査員候補者を増やしていくことが必要です.
この意味でも,関心のある方には参加をお願いいたします.本講習会参加実績の賞味期限は5年間となっており,以前受講された方々も,是非,再度受講していただきたいと存じております.

 


開催日時: 10月13日(土),9:30〜18:00(詳細未定)
開催場所: 早稲田大学理工学部62号館E棟1階中会議室
(http://www.sci.waseda.ac.jp/campus/index.html)
プログラム等の詳細は追ってご連絡させていただきます.

 

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【6】  院生評議員・代議員より「博士の将来」アンケート作成中
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現在作成中ですが,博士の将来についての意識調査を行いたいと思っておりま
す.完成次第,メールマガジンなどを通して改めて連絡致しますので皆さまご
協力お願いします!
質問・意見はどんどん受け付けますので院生評議員・代議員へ申し出てくださ
い.よろしくお願いします.

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【7】9月9日(日)新HP公開(予定)!!
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インターネット委員会を中心として、地質学会の新ホームページを立ち上げるべく
作業がすすめられてきましたが,ついに9月9日(日)に現HPから新HPに移行されます.

 

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geo-Flashは、月2回(第1・3火曜日)配信予定です。原稿は配信前週金曜日
までに事務局(geo-flash@geosociety.jp)へお送りください。
geo-Flashは送信用であり、返信はできません。