2025年1月
日本地質学会行事委員長
高嶋礼詩
2022年の東京・早稲田大会から,セッションを「トピックセッション」,「ジェネラルセッション」,「アウトリーチセッション」の3カテゴリに変更され,従来のレギュラーセッションは発展的に解消されました.熊本大会でも,上記3つのセッションで構成いたします.セッション区分の改訂から3年が経ち,多くの方が新たなセッション区分に慣れてきたと思います.各セッションに対する新鮮さを持続させるためにも,各トピックセッションを企画していただく方々には,各分野・トピックの国内外での動向や進展,今後の展望などもご考慮の上,積極的に提案していただき,学術大会をより盛り上げていただきたいと思います.
会員提案型セッションです.提案者(=世話人)は最大3名とし,研究キャリアや所属階層,ジェンダー,国籍などのダイバーシティを意識した提案者構成を強く勧めます.セッション提案書には,専門部会・委員会・支部・LOC等の提案母体の有無,他学会等の共催希望の有無(有の場合はその理由),招待講演案,過去開催実績,想定発表(演題)数,特集号計画の有無などを示していただきます.提案されたセッションは執行理事会学術研究部会を中心とする選考員によってレビューされ,提案内容や過去実績などを参考に選考されます.選考では地質学雑誌またはIsland Arc誌への特集号計画の有無も重視されます.類似するセッションが複数提案された場合は,学術研究部会がセッション統合を勧める可能性があります(その場合,招待講演は残りますが世話人は3名に調整していただきます).なお,口頭発表の演題登録数が5件に達しなかったセッションは後述のジェネラルセッションに統合します(その場合でも招待講演は残ります).従来のレギュラーセッションで実施されていたような伝統的・一般的な分野区分・名称(層序学,地域地質,構造地質など)での提案も歓迎しますが,提案書には各分野における近年の研究の動向や注目すべき進展などを記述いただければと思います.
従来のレギュラーセッションの枠組みを発展的に解消し,新たに一つのジェネラルセッションを設定します.本セッションはどのトピックセッションにも適合しない研究や多くの分野(disciplines)にまたがる研究などの発表の場になります.トピックセッションが上位,ジェネラルセッションが下位という関係ではありませんのでご注意ください.本セッションへの演題登録者には,関連する分野(例えば○○地質,△△地質など,専門部会名に類する分野を10程度想定)を3つ程度選んでいただき,関連性の順位を記入していただく予定です(任意).行事委員会がその順位を考慮して演題をグルーピングし,最大10程度のサブセッションにまとめて配列する予定です.本セッションの世話人は行事委員を基本としますが,口頭発表の演題登録数が5件に達しなかった(そのためジェネラルセッションに統合された)トピックセッションの提案者も世話人になっていただくことがあります.
第132年(2025年)学術大会を本年9月14日(日)〜16日(火)に熊本大学で開催する予定です.前述の記事(【重要】学術大会セッションの変更について)でもお伝えしたように,2022年大会からセッションは「トピックセッション(会員提案型)」,「ジェネラルセッション」,「アウトリーチセッション」の3カテゴリになりました.ここではトピックセッション提案を下記の要領で募集します.
1.トピックセッション概要
広く地質学に関係し,これから新分野になる可能性を秘めたセッション,多くの注目を集めると期待できるセッション,伝統的だが多くの会員に関係するセッションの提案を募集します.魅力あるセッションを積極的にご提案ください.形式は口頭発表およびポスター発表とし,口頭発表は15分間で進行も15分刻みです.セッション世話人は最大3名とし,研究キャリアや所属階層,ジェンダー,国籍などのダイバーシティを意識した世話人構成を強く勧めます.締切後,執行理事会学術研究部会が中心になって提案内容を慎重に検討の上,選考します.なお,選考では地質学雑誌またはIsland Arc誌での特集号計画の有無も重視されます.
2.招待講演
3.提案方法
提案する会員は,専用webフォーム(https://forms.gle/5upA21HW8HTTtid8A)からお申し込みいただくか,次の項目の内容を日本地質学会行事委員会宛(main[at]geosociety.jp)にe-mailでお送りください.