奈良県奈良市と和歌山県新宮市を結ぶ国道169号線では、2007年1月30日に法面崩壊が発生し、車が巻き込まれ、三名の命が失われた。本国道は、紀伊半島を南北に縦貫する延長約167kmの幹線道路で、半島内陸部と沿岸部とを結ぶ広域ネットワークの役割を担っているが、現在は崩壊地付近が閉鎖されている。崩壊原因のすみやかな究明と、安全を確保した上での開通が待たれているところである。
今回、次のように合同調査を実施した。調査時には、崖から不安定な石が落下する危険性があり、また、警察の調査も進行中であったため、調査は必ずしも十分ではなかったが、一応の結論が得られたので、その結果をとりまとめる。
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