第119年大阪大会:就職支援プログラム開催報告(2012.9.16開催)

 

地質学会では,就職希望の学生・院生が民間企業・団体,研究機関と直接に情報交換できる場として就職支援プログラムを企画し,今年で第6回目になります.本年度も大会2日目の午後2時半から6時まで行い,民間企業8社が参加しました.
まず,各社から業務内容や求める人材について5分程度のプレゼンテーションがあり,その後に各社の出展ブースで個別に詳しい説明や質疑応答が行われました.今年度は資源・土木・測量・機器製作といった幅広い分野の企業が参加されたこともあり,学生・院生が希望の分野やその業界のことを熱心に聞く姿がみられました.ただし,会場が講演会場のフロアーの異なることや宣伝不足もあり参加者は限定されているように思われました.今後は就職担当の教員へのアプローチも必要でないかと考えています.
このプログラムは来年度からは名前を変えて,内容やプレゼンテーションの仕方など見直していきたいと計画しています.これは,経団連の「採用選考に関する企業の倫理憲章」により企業の広報活動開始時期は12月以降とされたことを考慮したもので,業界の現状や採用状況等の情報提供を主に置き,幅広く地質関連企業を紹介していくことを考えています.この時期は,学生・院生は地質を生かした仕事に何があるのか,自分の将来設計も含めて迷っています.その選択幅を広くするような情報提供が就職後のミスマッチを少なくするものと思われます.
来年度は,就職希望の学生・院生の皆様には,ぜひご利用いただきたいと思います.特に,学生を指導されている教官の方々にも,会場に足を運んでいただき,企業の採用状況について情報収集していただくとともに,学生・院生の皆様に積極的な参加を呼びかけていただくようお願いいたします.
最後に,本行事に参加いただいた企業8社の皆様,企画にご協力をいただいた賛助会員,関連企業の皆様,および大会準備委員会・行事委員に,改めて御礼申し上げます.


 

各社によるプレゼンテーション

各社ブースの様子


参加企業・団体一覧(敬称略・申込順):石油資源開発株式会社・川崎地質株式会社・太平洋セメント株式会社・株式会社ダイヤコンサルタント・ジーエスアイ株式会社・株式会社地圏総合コンサルタント・地熱エンジニアリング株式会社・アジア航測株式会社

山本高司(運営財政部会担当 執行理事)