シンポジウム


講演申込・講演要旨投稿:受付終了

 

今大会では2件のシンポジウムを開催します.(一般の講演募集は行いません)

世話人は会員・非会員を問わず招待講演を依頼できます(締め切りました).非会員招待講演者に限り参加登録費を免除します(講演要旨集は付きません).発表時間は世話人が決定します.シンポジウム発表にはセッション発表における1人1件の制約が及びません(くわしくはこちら)ので,シンポジウムで発表する会員は別途セッションにも発表を申し込めます.

講演要旨はセッション発表と同じ様式・分量です.フォーマットを参照して要旨を作成して下さい.やむを得ず要旨を郵送する場合は郵送用の発表申込書をご利用下さい.「シンポジウム」と書き添え,必要事項を記入し,返信用ハガキ(自分宛),保証書・同意書,要旨とともに6月26日(水)必着で行事委員会宛にお送り下さい.

 

 *各タイトルをクリックすると、詳細をご覧いただけます

 
シンポジウム

S1.東日本大震災:あの時,今,これから

S2.環太平洋オフィオライト:沈み込み,付加作用,マントル・プロセス


*印は連絡責任者です. 

S1.東日本大震災:あの時,今,これから(仙台大会LOC企画,一般公開シンポジウム)
The 2011 Tohoku-Oki earthquake: at that moment, now and in the future
井龍康文*(東北大:iryu@m.tohoku.ac.jp)・西 弘嗣(東北大)
Yasufumi Iryu*(Tohoku Univ.)and Hiroshi Nishi(Tohoku Univ.)

東日本大震災は我々に多くの教訓を残した.地質学的研究により,東北沿岸は,過去に,大規模な津波に繰り返し襲われていたことが明らかにされていたにも関わらず,その事実が行政や住民に理解・周知されず,十分な防災・減災対策がとられなかった.一方,東日本大震災の甚大な被害を契機として,東海・東南海・南海(連動型)地震に対する関心が高まり,被害予測は大幅に引き上げられ,適切な防災・減災対策を速やかに考え,実施することが要請されている.そこで,本シンポジウムでは,東日本大震災が発生した時に何が起きたのか(あの時),その結果,どのような状況にあるのか(今),そして,これから何が起きるのか(これから)について,気鋭の研究者6名に研究成果を公開していただき,議論するとともに,将来を展望する.

【講演予定者】日野亮太(東北大)・今村文彦(東北大)・木島明博(東北大)・秋元和實(熊本大)・松澤 暢(東北大)・今泉俊文(東北大)


S2.環太平洋オフィオライト:沈み込み,付加作用,マントル・プロセス(仙台大会LOC企画,国際シンポジウム)[共催:日本鉱物科学会]
Circum-Pacific ophiolites: subduction, accretion, and mantle processes
石渡 明*(東北大:geoishw@cneas.tohoku.ac.jp)・宮下純夫(新潟大)
Akira Ishiwatari*(Tohoku Univ.)and Sumio Miyashita(Niigata Univ.)

オフィイオライト研究は地球の大規模な火成作用やテクトニクスの解明に貢献してきた.最近は,海嶺や沈み込み帯域に由来する従来型のオフィオライトだけでなく,マントル・スーパープルームが作り出したとされる海洋巨大火成岩区由来の緑色岩体が,そこに伴われるコマチアイトや鉄ピクライトなどの特徴的な超苦鉄質火山岩とともに注目されている.また,これらの超苦鉄質火山岩は火星や水星などの表面に広く分布することが最近の惑星探査で明らかになり,その岩石成因論は惑星地質学的にも重要となってきた.この国際シンポジウムでは,環太平洋地域に重点を置き,米国・ロシア・日本のオフィオライトとマントル岩石の第一線の研究者が,マントル・プロセスと火成作用,付加体形成に関わるテクトニクス,沈み込み変成作用などオフィオライトに関連する問題について地質学的,岩石学的,地球化学的レビューと議論を行い,今後の展望を述べる.
Studies on ophiolites have greatly contributed to understand the earth's large-scale magmatism and tectonics. In addition to the conventional mid ocean ridge(MOR)-type and supra subduction zone(SSZ)-type ophiolites, the greenstone bodies derived from oceanic large igneous provinces originated in mantle superplumes are recently drawing attention with the associated characteristic ultramafic volcanic rocks such as komatiite and ferropicrite. These ultramafic volcanic rocks are known to be widespread on the surface of Mars and Mercury as deciphered by recent planetary explorations, and their petrogenesis becomes important in planetary geology. In this international symposium, leading researchers of ophiolites and mantle rocks in USA, Russia and Japan will provide geological, petrological, and geochemical reviews, discussion, and perspective of future studies on the mantle processes and magmatism, accretion-related tectonics, subduction metamorphism, and other relevant problems around ophiolites.

【講演予定者】Dilek, Y.(Miami Univ., USA),Harris, R.(Brigham Young Univ., USA),Sokolov, D.(Geol. Inst., Rus. Acad.Sci.),Ishiwatari, A.(Tohoku Univ.),Miyashita, S.(Niigata Univ.),Arai, S.(Kanazawa Univ.)and Tsujimori, T.(Okayama Univ.)

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