仙台大会趣旨

  

「東北,いま,たちあがる地質学」

 

2013年仙台大会は,「東北,いま,たちあがる地質学」をキャッチフレーズに開催いたします.東北地方は,2011年3月11日の震災直後から全国の皆様の暖かい御援助をいただき,復興に邁進してまいりました.しかし,いまだ震災の影響の消えていない地域もあります.本大会では,自然災害と防災に関してあらためて地質学の果たす役割を考えようと,一般社会への普及をテーマに市民公開シンポジウム「東日本大震災:あの時,今,これから」や,作家・評論家の柳田邦男氏による市民講演会「災害に備える安全な社会とは〜求められる発想の転換と主体性〜」を企画しています.また,例年通り地質情報展などの普及行事も開催いたします.学術発表に関しては,各専門部会等から提案された24件のレギュラーセッションと5件のトピックセッションを用意し,アウトリーチセッションやオフィオライトに焦点をあてた国際シンポジウム(日本鉱物科学会との共催)も開催します.また,今年も小・中・高校生徒「地学研究」発表会をポスター会場で行います.
今大会では津波堆積物の観察を含む多くの巡検コース(プレ巡検,ポスト巡検)を用意しました.仙台周辺を巡る日帰りコースのほか,東北各地に出かける宿泊巡検コースも複数設定しました.今大会は従来にもまして巡検に力を入れております.多くの皆様のご参加をお待ちしております.
各種申込は,従来と同様の参加登録システムを利用します.お支払いは銀行振込またはクレジットカードによる支払いが可能です.発表についても演題登録システム(PASREG)を利用したオンライン登録が可能です.なお,大会準備がスムーズに運ぶよう,締切日の厳守をお願いいたします.
仙台大会に関する最新情報は,仙台大会ホームページ に掲載します.

 

 

※仙台大会に合わせて,「第4回津波堆積物ワークショップ」(9月14日午前)と「第5回津波堆積物ワークショップ」(9月18日午前)を開催します(いずれも日本堆積学会との共催).詳しくはこちら