セッションについて/トピック提案募集

※トピックセッション提案募集 締切:2024年3月27日(水)はこちらから
※大会までのスケジュールはこちらから

 


【重要】学術大会セッションについて


日本地質学会行事委員長
高嶋礼詩
 

 一昨年の東京・早稲田大会から,セッションを「トピックセッション」,「ジェネラルセッション」,「アウトリーチセッション」の3カテゴリに区分し,従来のレギュラーセッションは発展的に解消されました.山形大会も早稲田大会,京都大会に引き継続き,上記3つのセッションで構成いたします.

 学術大会セッションの魅力を高めることは,日本の地質学ならびに本会学術大会を活性化させるとともに,さまざまな世代の会員数の維持もしくは増加や大会参加者増にもつながると考えられます.そのためには,セッション企画に関わる会員や専門部会が,毎年適度な緊張感を持ってセッションの魅力向上を意識する仕組みを構築する必要があり,これは専門部会や支部の活性化にも貢献すると考えられます.学術大会のセッション区分の改訂は,その一環として実施しました.
 一方,若手会員増やダイバーシティ確保を目指すための策として,年会費改定をはじめとするいくつかの大幅変更が実施されました.近年の代議員選挙には多くの院生・ポスドク等の若手会員が立候補し,早稲田,京都大会で実施された若手の会にも数多くの参加者が集まりました.このように,本会にも大きな変化が起こりつつあります.次の山形大会では過去二年間の経験と反省を基に,各分野からトピックセッションを積極的に提案していただき,学術大会をより盛り上げていただきたいと思います.
 

トピックセッション(Topical Session)

 

会員提案型セッションです.提案者(=世話人)は最大3名とし,研究キャリアや所属階層,ジェンダー,国籍などのダイバーシティを意識した提案者構成を強く勧めます.セッション提案書には,専門部会・委員会・支部・LOC等の提案母体の有無,他学会等の共催希望の有無(有の場合はその理由),招待講演案,過去開催実績,想定発表(演題)数,特集号計画の有無などを示していただきます.提案されたセッションは執行理事会学術研究部会を中心とする選考員によってレビューされ,提案内容や過去実績などを参考に選考されます.選考では地質学雑誌またはIsland Arc誌への特集号計画の有無も重視されます.類似するセッションが複数提案された場合は,学術研究部会がセッション統合を勧める可能性があります(その場合,招待講演は残りますが世話人は3名に調整していただきます).なお,口頭発表の演題登録数が5件に達しなかったセッションは後述のジェネラルセッションに統合します(その場合でも招待講演は残ります).従来のレギュラーセッションで実施されていたような伝統的・一般的な分野区分・名称(層序学,地域地質,構造地質など)での提案も歓迎します.
 

ジェネラルセッション(General Session)

従来のレギュラーセッションの枠組みを発展的に解消し,新たに一つのジェネラルセッションを設定します.本セッションはどのトピックセッションにも適合しない研究や多くの分野(disciplines)にまたがる研究などの発表の場になります.トピックセッションが上位,ジェネラルセッションが下位という関係ではありませんのでご注意ください.本セッションへの演題登録者には,関連する分野(例えば○○地質,△△地質など,専門部会名に類する分野を10程度想定)を3つ程度選んでいただき,関連性の順位を記入していただく予定です(任意).行事委員会がその順位を考慮して演題をグルーピングし,最大10程度のサブセッションにまとめて配列する予定です.本セッションの世話人は行事委員を基本としますが,口頭発表の演題登録数が5件に達しなかった(そのためジェネラルセッションに統合された)トピックセッションの提案者も世話人になっていただくことがあります.

アウトリーチセッション(Outreach Session)

一般市民向けのポスター発表で,市民講演会と同じ発表会場となります.通常の研究発表ではなく,専門外の人に興味を持ってもらえるような内容を募集します.発表会場は,市民講演会と同じ場所となります.山形大会では,市民講演会の会場は学術大会の会場と離れているため,ご注意ください.

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トピックセッション提案募集 締切:2024年3月27日(

日本地質学会行事委員会
 

 第131年(2024年)学術大会を本年9月8日(日)〜10日(火)に山形大学で開催する予定です.前述の記事(【重要】学術大会セッションの変更について)でもお伝えしたように,2022年大会からセッションは「トピックセッション(会員提案型)」,「ジェネラルセッション」,「アウトリーチセッション」の3カテゴリになりました.ここではトピックセッション提案を下記の要領で募集します.
 

1.トピックセッション概要

 広く地質学に関係し,これから新分野になる可能性を秘めたセッション,多くの注目を集めると期待できるセッション,伝統的だが多くの会員に関係するセッションの提案を募集します.魅力あるセッションを積極的にご提案ください.形式は口頭発表およびポスター発表とし,口頭発表は15分間で進行も15分刻みです.セッション世話人は最大3名とし,研究キャリアや所属階層,ジェンダー,国籍などのダイバーシティを意識した世話人構成を強く勧めます.締切後,執行理事会学術研究部会が中心になって提案内容を慎重に検討の上,選考します.なお,選考では地質学雑誌またはIsland Arc誌での特集号計画の有無も重視されます.
 

2.招待講演

  1. 招待講演は1セッションにつき最大2名とし,会員・非会員を問いません.世話人が「自分を招待する」ことは認めません.
  2. 発表時間(質疑応答を含む)は世話人が15分または30分のいずれかを選択できます.なお,1人の発表者(招待講演者を含む)が1つのセッションで口頭発表できるのは1件です.
  3. 招待講演者の選定理由とその裏付けとなる情報(セッションテーマに関連した代表的な論文・著書等)が必要です.
  4. 非会員の招待講演者は大会参加登録費,発表負担金とも無料です.会員の場合は大会参加登録費がかかりますが,招待講演は発表負担金の対象にはなりません.なお,大会参加登録費と発表負担金は改定が検討されており,詳細については大会予告記事(ニュース誌4月号予定)でお知らせします.
  5.  

3.提案方法

 提案する会員は,次の項目1〜11の内容を日本地質学会行事委員会宛(main@geosociety.jp)にe-mailでお送りください.

  1. 代表世話人(=連絡責任者,会員に限る)の氏名(和・英),所属(和・英),メールアドレス,緊急時の電話番号
  2. セッションタイトル(和・英)
  3. 共同世話人(最大2名)の氏名(和・英),所属(和・英),メールアドレス
  4. 趣旨・概要(400〜600字程度)提案する分野・テーマに関する国内外における研究の動向,学術的な重要性,今後の展望など.
  5. 過去のセッション開催有無,有の場合は直近大会時の口頭発表数
  6. 招待講演の有無   有の場合  6-1)招待講演者の氏名(和・英),所属(和・英),会員/非会員の別  6-2)招待講演の発表希望時間(15分または30分)  6-3)招待講演者の選定理由(100〜200字)  6-4)選定理由の裏付けとなる,セッションテーマに関連した代表的な論文・著書等
  7. 専門部会・委員会・支部・大会実行委員会(LOC)等の提案母体の有無(事前に母体の承諾を得てください)
  8. 他学協会等との共催希望の有無,有の場合は名称と共催希望理由(事前に共催承諾を得てください) ※共催学協会会員は地質学会会員と同じ参加登録費で大会に参加できます.ただし当該セッションでのみ発表可.
  9. 想定される,または直接呼びかける予定の口頭発表の数
  10. 地質学雑誌またはIsland Arc誌への特集号計画の有無(特集号計画を強く勧めます)
  11. その他(英語使用等)
 

4.採択前後の注意点

 類似するセッションが複数提案された場合は,執行理事会学術研究部会がセッション統合を勧めることがあります.その場合,招待講演は残りますが世話人は3名に調整していただきます.採択されたトピックセッションはニュース誌4月号または5月号(4月末または5月末発行予定)で公表し,発表募集を行います.演題登録(発表申込と要旨投稿)締切は6/19を予定しています.なお,口頭発表の演題登録数が5件に達しなかったセッションはジェネラルセッションに統合し(その場合,招待講演もジェネラルセッションになります),代表世話人にはジェネラルセッションの世話人の一人になっていただくことがあります.
 

5.世話人が行う作業(7月初旬〜中旬)

 代表世話人には,講演要旨校閲や講演順番決定などの作業を7月初旬までに行っていただきます(詳細は採択後にお知らせします).その期間,代表世話人は電子メールで添付ファイルを送受信できるようにして下さい.野外調査や乗船等で通信が制限される場合は,共同世話人(代理)にあらかじめ作業を依頼し,その旨を行事委員会に必ず報告してください.
 ご不明の点があれば行事委員会(main[at]geosociety.jp ※[at]を@マークにして送信してください)までお気軽にお問い合わせください.

大会までのスケジュール(予定)

3月27日(月):トピックセッション提案募集締切
4月末(ニュース誌4月号):大会予告記事(演題登録・講演要旨受付開始)
6月19日(水):演題登録・講演要旨受付締切/ランチョン・夜間小集会申込締切
7月中旬:大会プログラム公開(予定)
8月下旬:大会参加登録/巡検参加申込締切
9月8日(日)〜10日(火)学術大会

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