第4回JABEEオンラインシンポジウム


大学縮小危機のなかで、社会の要求にどのように応えるか
〜JABEEを活用した技術者の育成と輩出〜



YouTube公開中

開催報告はこちら(2024.4.3掲載)
 

日時:2024年3月3日(日)13:30〜17:20(予定)
開催方式:Zoomを用いたオンライン方式

 学生減に伴う大学規模適正化という文科省の方針にしたがって、地球科学分野でもいろいろな大学で学科再編、地球科学の縮小が検討されている。一方で、異常気象による災害、地震や火山災害に対応する技術者やエネルギー・有用資源の確保に関わる技術者の必要性が叫ばれている。 地球科学系の大学では、そのような社会の要求に応えて技術者教育を行い、社会に輩出しなければならない。そのためには、大学教育において社会の要求を的確に把握する必要がある。あわせて、技術者教育に適した教育プログラムの構築、教育の質の向上、教育システムの継続的改善などが必要である。さらに、これらの教育システムが第三者機関からの審査を受け、適正であるとの評価を得ることも重要である。
 JABEEはこれらを実践するための国際的な取り組みである。すなわち、JABEE制度を活用すれば、社会の要求を把握した質の高い教育の結果、社会の要求に適した技術者を社会に輩出することができる。
 今回のシンポジウムでは、JABEE認定プログラムを有している大学・学科から、社会の要求を把握する手法について報告を受け、それをもとにした質の高い、そして技術者育成のための教育について説明を受ける。あわせて、専門業界の技術的あるいは人事的な面から、大学に求めるものを提言してもらう。
 シンポジウム最後の総合討論では、上記講演を受けて、大学における社会の要求に応える教育について議論し、そのためにJABEEがどのような役割を果たしているかを考えたい。
 JABEE認定プログラムを有している学科の教員、学生や実社会で活躍する地質技術者をはじめ、地球科学が縮小する懸念のある、あるいは専門就職者数を多くしたい学科の教員、学生にも多く参加いただきたい。

次第:(敬称略)

  • 13:30〜13:40 開会挨拶 学会長 岡田 誠
  • 趣旨説明 地質技術者教育委員会委員長 天野一男
  • 連絡事項 地質技術者教育委員会副委員長 佐々木和彦(司会)
     ▷講演要旨(PDF)はこちらから 2024.1.30掲載
  • 13:40〜14:05 講演1「社会の要求」をどう把握するか〜日本大学の例〜」講師 日本大学 文理学部地球科学科 教授 竹内真司
  • 14:05〜14:30 講演2「教育成果の社会への還元について〜山口大学の例〜」講師 山口大学 理学部地球圏システム科学科 教授 坂口有人/講師 山口大学 名誉教授(元理事・副学長) 田中和広
  • 14:30〜14:55 講演3「学科全体の教育の質の向上について〜島根大学の例〜」講師 島根大学 総合理工学部地球科学科 教授 林 広樹 
  • 14:55〜15:15 講演4「“未来のふつうを創る建設業”でJABEE修了生が実感すること」講師 日特建設株式会社 名古屋支店事業部営業部 課長補佐 藤代祥子
  • 15:15〜15:25 休憩
  • 15:25〜15:50 講演5「地球科学分野関連企業の専門技術者から大学教育に望むこと」講師 株式会社パスコ 中央事業部防災技術部 副部長 小俣雅志
  • 15:50〜16:15 講演6「地質系業界の人事担当者が大学教育に望むことについて」講師 応用地質株式会社 事務本部人事企画部 グループリーダー 津野洋美
  • 16:15〜17:15 総合討論 コーディネータ 天野一男
  • 17:15〜17:20 閉会挨拶 天野一男
  • アンケートなどの連絡事項 佐々木和彦
 

参加締切:2024年2月26日(月)
申込方法:専用フォームよりお申し込みください.お申し込みはこちらから 参加申し込みは締め切りましました.
参加者:200名(先着順) 会員,非会員を問いません.無料です.
CPD:希望者にはCPD証明を発行します(最大3.66)※CPDプログラムID 3849

問い合わせ:一般社団法人 日本地質学会 事務局
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-8-15井桁ビル6F 
電話:03-5823-1150(代表) FAX:03-5823-1156
Eメール:main[at]geosociety.jp ※[at]を@マークにして送信してください.