学会の顔:2022年度執行理事

任期:2022.6.11〜2023年総会,*印:部会長

会長:岡田 誠(茨城大)

2022年6月11日より代表理事(会長)を務めることになりました.日本地質学会の 維持・発展に最善を尽くしてまいりますので,2年間よろしくお願い申し上げます.本会は,我が国における地球科学系最大規模の学協会であり,自然科学としての 地質学の発展に寄与するという使命を帯びています.同時に,社会に実装されてい る様々な地質系関連分野と緊密に連携することで,地質学の最新知見を伝えるとと もに,社会における地質学的課題解決への貢献が求められています.さらに将来の 地質学発展を担う人材の育成への貢献も必須であり,このために大学との繋がりも 不可欠です.(....続きを読む


 

副会長:杉田律子(科学警察研)

今期は多くの女性や若い会員が代議員や理事となられました.これは,地質学会を変えていこうという強い思いの表れと受け止めています.執行部はその受け皿となるべく体制を整えなければ,学会の発展はないでしょう.会員減少や厳しい財政等の問題も,より魅力のある活動を行うことで改善されるものもあると思います.そのためには,様々なルールの整備や改正が必要です.足元を固めることで活動しやすい学会にしていく所存です.
 

副会長:星 博幸(愛知教育大)

地質学と関連分野の研究を始めた学生に「ぜひ入会したい」と思っていただける学会.様々な分野の現役世代の会員に「この学会が大切,やめられない」と思っていただける学会.そしてシニア層の会員に「この学会が生涯大切,やめられない」と思っていただける学会.そんな地質学会になるように,マニフェストで表明した点(学術面の一層の強化,財政運営健全化,ダイバーシティー推進,地質情報の継続的発信,広報体制強化)に全力で取り組む所存です.

 

常務理事:中澤 努(産総研)

昨期に引き続き,常務理事を務めさせていただくことになりました.当学会では,近年の会員数の減少に,コロナ禍が追い討ちをかけ,学会体制・学会活動の見直しを迫られています.限られた人と予算で,学術研究や社会貢献活動を,バランス良く,最大限に発展させるために,昨期より実施している改革を着実に軌道に乗せるとともに,新たな方策を模索することが必要と感じます.会長,副会長の下,微力ながら執行理事会の調整役としてお役に立てればと思っております.よろしくお願いいたします.

 

副常務理事:緒方信一(中央開発(株))

地質学会との出会いは愛媛大での恩師が卒論として四万十帯メランジュの放散虫層序によるプレート論の検証をテーマに与えて頂いた3年生での入会でした.その時の地雑は毎号のように四万十帯の成因について地向斜論とプレート論が熱く論戦を繰り広げていました.ワクワクしました.そして今地質学会は学会があるべき形としての会員メリットを第一として新しい活動にシフトしました.これまでに感謝しつつ更なる発展に尽くします.

 

理事・運営財政部会:亀高正男*(大日本ダイヤコンサルタント(株))

前期からから引き続き,運営財政部会を担当させていただきます.なかなか先が見通せない社会情勢が続いておりますが,そんな中でも日本地質学会では,地質学雑誌の完全電子化や会費の見直しを行うなど,いろいろな改革を進めています.予定より若干遅れ気味ですが,会員管理システムも総入れ替えが進行中です.会員サービスを向上させ,地質学会の活動を盛り上げ,学会の運営財政に貢献していきたいと考えています.

 

理事:運営財政部会 加藤猛士(川崎地質(株))

 地質学の研究・開発・調査等の成果は社会にとって貴重な財産であり,その学術情報は社会の発展に貢献する地質技術の基礎でもあります.そこで,運営財政の担当として,ひとつひとつの事案に丁寧に向き合いながら,学会活動をサポート・推進し,少しでも多くの方々が興味を持って参加していただけるような学会となるよう尽力していきたいと思います.どうぞよろしくお願いいたします. 
 

理事:広報部会 内尾優子*(国立科学博)

地質学は,身近な暮らしから宇宙まで,基礎から応用的な研究分野まで,深く関連して支えているとても重要な科学分野です.日本地質学会は,125周年をも超えて地質学の発展を促進しており,地質学を専門とする多様な方が所属しています.私は広報担当として,さらに活発な学会となるよう,そして,社会へ,特に次の世代を担う方に対して,「地質学」の魅力や重要性が適切に伝わることを意識しながら,時代に即した広報活動を行っていきたいと考えます.

 

理事:広報部会 松田達生(工学気象研究所)

今期は広報部会を担当させて頂くことになりました.地質学会のプレゼンスを高めるために広報は大変重要な役割を担っているかと存じます.ニュース誌をはじめ,各種媒体のコンテンツの充実に努めてまいります.

 

理事:学術研究部会 辻森 樹*(東北大)

改めて国際的なネットワーキングが問われる時代になりました.個人ベースの国際学術交流が進展して実績を重ねることではじめて組織間での連携・協力の構築が可能になります.海外コミュニティとの中・長期的な連携・協力体制の発展は会員の国際共同研究の推進を可能にするだけでなく,国際的に活躍可能な若手人材を育成するためにも欠かせません.学術研究部会の役割を果たしたいと思います.
 

理事:学術研究部会 尾上哲治(九州大学)

近年インターネットを利用した研究活動や研究交流が活発化しています.このような新しい取り組みは今後重要性を増すでしょうが,対面で行われる学術大会も,依然として重要な研究交流の場であると考えます.地質学会員の間で活発な議論が行えるように,学術研究部会担当として,オンラインと対面の両方面から学会運営に尽力していく所存です.
 

理事:学術研究部会 高嶋礼詩(東北大学)

昨年度まで地学教育を担当しておりましたが,今年度より行事を担当させていただくことになりました.コロナ禍,前行事委員長がウェブ主体の様々な新しい企画を立案・実行し,地質学会を盛り立ててこられました.コロナ後も,このような企画を引き続き継承するとともに,学術大会を含め,様々な企画を通して会員の皆様が地質学会に所属しているメリットを感じられるよう,頑張っていきたいと思います.よろしくお願いします.

理事:学術研究部会 山口飛鳥(東京大学大気海洋研)

今期から行事担当の執行理事を務めさせていただきます.行事担当として,学会の柱である学術大会が会員の皆様にとってさらに魅力的なものになるよう取り組むとともに,ご好評いただいているショートコースも,これまでのアンケート結果を参考に一層の充実を図ります.執行理事として,日本地質学会が今後も持続的発展を遂げられるよう尽力する所存ですので,どうかよろしくお願いいたします.

理事:編集出版部会 狩野彰宏*(東京大学)

引き続きIsland Arc担当の執行理事を務めることになりました.現在の編集体制になって2年半が経ちますが,昨年のIFが2.44になるなど国際誌としての認知度を上げることができました.今後も東北大学の辻森氏とともに,迅速かつ厳正な査読プロセスを維持し,さらなる向上に努める所存です.会員の皆様からの活発なIsland Arcへの投稿をお待ちしております.

理事:編集出版部会 小宮 剛(東京大学)

地質学雑誌担当執行理事の小宮です.地質学雑誌は今年から電子雑誌化され,J-STAGEに速やかに掲載されることになり,広く国民に掲載内容が行き渡るようになりました.科学に国境や民族間の垣根はないので,国際誌を通じて世界中に学会員の成果が伝えられることが重要であるとともに,遍く国民に成果を還元するという邦文誌の役割も重要です.地質学雑誌が学会員・国民の期待に答えられるように微力ながら尽力する所存です.
 

理事:社会貢献部会 坂口有人*(山口大学)

本学会の設立目的として,定款には「地質学の進歩と普及を図り,学術の振興と社会の発展に寄与・貢献する」 と掲げてあります.この原点を忘れることなくありたいと思います.日本の地質学を代表する機関として声をあげ,社会との連携を深め,地質学の社会的地位向上に資するように会員皆様と協力して努力する所存です.どうぞよろしくお願いいたします.
 

理事:社会貢献部会 矢部 淳(国立科学博)

生涯教育委員会およびジオパーク支援委員会担当として今季も務めさせていただきます.前期は,コロナ禍の中,オンラインの講演会などを行って参りましたが,これからは対面の事業などについてもより積極的に取り組んでいきます.地質学そして学会のプレゼンス向上のため,微力ながら努力して参ります.皆さんのアイデアもぜひお寄せください.

 

理事:社会貢献部会 内野隆之(産総研)

今期より社会貢献部会担当の執行理事を務めさせていただくことになりました.研究活動の意義を問われている昨今ですが,地質学がいかに社会に役立っているかをより多くの方に知ってもらえるよう尽力したいと思います.また,特に若手の研究活動を少しでもサポートできるような取り組みを行えればと考えております.どうぞよろしくお願いいたします.