定番セッション・トピックセッション


演題・要旨締切:オンライン 6/23(火) 17時,郵送6/19(金) 必着
演題・要旨締切延長:オンライン 6/24(水) 17時


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・セッションテーマ,(提案部会名)(地域名等特記事項),世話人(*印責任者),趣旨の順に掲載.
・特に断りのないセッションは口頭とポスターの両方を募集します.
・提案部会に関わりなく,会員はいずれのセッションにも応募できます.ただし,応募は口頭かポスターのいずれか1件に限ります.
・「地域名必要」の記載があるセッションは,申込書に研究対象の地域名を記入してください.
・口頭発表会場には液晶プロジェクターとWindowsパソコンを用意します.昨年同様スライドプロジェクターの使用はできません.本年は会場の液晶プロジェクターにパソコンの切り替え器(ケーブル形状はD-SUB15ピンを予定)を用意します.Macパソコンをお使いになる方,ソフトの互換性からレイアウトが崩れる可能性のある方はご自分でパソコンをご用意ください.パワーポイントを使用しない方は世話人とご相談下さい.

 

トピックセッション:4件

 

1.希ガス年代測定—地質科学への貢献—(日本地球化学会 共催)

兵藤博信*(岡山理科大;hhyodo@rins.ous.ac.jp)・郷津知太郎(蒜山地質年代研)
放射壊変反応を利用した年代測定法を初めて提唱したのは100年前のラザフォードであった.ウランの壊変に伴うα粒子(He)がウラン鉱物に蓄積すると考えた.その手法は当時及びその後長く有効ではなかったが,最近,(U-Th)/He法として若い地質体に適用されつつある.希ガス用質量分析計の開発を待ってK-Ar(Ar-Ar)法,U-Kr(Kr-Kr)法,U-Xe(Xe-Xe)法,3H-3He法,39Ar法,81Kr法など希ガス同位体を用いた年代測定法が開発され地球惑星科学に適用されてきた.これらの手法がもっと有効に地質科学分野に貢献できるためにはどうすれば良いかを検討する機会を用いたいと考え,トピックセッションを企画する.

2.ジュラ系+(読み方:ジュラケイプラス)

松岡 篤*(新潟大;matsuoka@geo.sc.niigata-u.ac.jp)・堀 利栄(愛媛大)・小松俊文(熊本大)・近藤康生(高知大)・尾上哲治(鹿児島大)・石田直人(熊本大)
2002年の新潟大会プレシンポジウム以降,毎年開催しているトピックセッション「ジュラ系+」の成果を踏まえ,ジュラ系および隣接する地質系統の研究に関する到達点を共有するとともに,わが国がジュラ系研究の拠点となることを目指す.ジュラ系の各階のGSSPも次々に決定され,世界各地ではジュラ系の研究が活発におこなわれている.国際ジュラ系小委員会の執行部メンバーも一新され,2010年には中国で第8回国際ジュラ系会議が開催される.このような国際的な動きに対して,アジアから何が発信できるのかを議論したい.夜間小集会も開催予定.

3.「ちきゅう」による南海トラフ地震発生帯掘削計画ステージ1と2の成果

坂口有人*(JAMSTEC; arito@jamstec.go.jp)・斉藤実篤・氏家恒太郎・山口飛鳥
統合国際深海掘削(IODP)のもと,地球深部探査船「ちきゅう」による南海トラフ地震発生帯掘削計画が熊野灘沖において2007-2008年にステージ1が実施され,ステージ2も2009年春から夏にかけて計画されている.1944年東南海地震想定破壊域に発達する分岐断層,付加体先端部のプレート境界断層,沈み込みインプット,熊野海盆における掘削同時検層およびコア採取を通じて付加体−地震発生帯システムの理解を目指す.トピックセッションでは乗船研究者の最新の成果の紹介と議論を行っていく.特にステージ2終了直後という絶好のタイミングで開催されるので,船上の熱気と勢いをそのまま持ち込みたい.

4.IBM(活動的海洋性島弧〜背弧海盆)の発生と進化を探る

新井田清信*(北海道大;kiyo@mail.sci.hokudai.ac.jp)・田村芳彦(JAMSTEC)・石塚 治(産総研)
近年,活動的海洋性島弧の代表例になっている伊豆−小笠原−マリアナ弧(IBM)の前弧〜火山弧〜背弧海盆海域での調査が進展し,新しい地球科学データが急増している.これまで島弧の進化史や大陸地殻形成についての議論が活発に行われているが,ここでは,島弧マグマ活動とともに島弧〜背弧海盆の基盤リソスフェアの実像にも焦点をあてて,島弧の発生〜進化を探ってみる.

 

定番セッション:22件

5.地域地質・地域層序(地域地質部会・層序部会)(地域名必要)

 

吉川敏之(産総研;t-yoshikawa@aist.go.jp)・岡田 誠(茨城大)・斎藤 眞(産総研)

国内,海外問わず各地域に関係した地質や層序の発表を広く募集.地域的な年代,化学分析,リモセン,活構造,応用地質等の発表も歓迎.地質災害地の地質,惑星地質もここに含まれる.地域を軸にした討論を期待する.地質図や断面図のポスター発表を特に歓迎.

6.地域間層序対比と年代層序スケール(層序部会)(地域名不要)

 

里口保文(琵琶湖博物館;satoguti@lbm.go.jp)・岡田 誠(茨城大)

テフラ等の鍵層を用いて異なる地域間の層序対比に主体をおく研究や,鍵層そのものを主体とした研究,または複合的層序学等によるグローバルな年代層序スケールの構築に寄与するような研究についての講演を歓迎します.

7.海洋地質(海洋地質部会)(地域名必要)

 

片山 肇*(産総研;katayama-h@aist.go.jp)・徳山英一(東大海洋研)・芦 寿一郎(東大海洋研)・小原泰彦(海上保安庁)

海洋地質に関連する分野(海域の地質・テクトニクス・変動地形学・海域資源・堆積学・海洋学・古環境学・陸域地質での海洋環境変遷研究など)の研究発表を募集する.調査速報・アイデアの公表・海底地形地質・画像データなどのポスター発表も歓迎する.

8.砕屑物組成・組織と続成作用(堆積地質部会)

 

太田 亨*(早稲田大;tohta@toki.waseda.jp)・野田 篤*(産総研)

砕屑物を構成する個々の粒子の特性(形態や化学組成)から砕屑物(岩)の組織・組成を対象とし,砕屑物(岩)の形成・続成過程の復元,後背地や古環境,地質体の発達史を議論する.データ解析手法,現世砕屑物の組成,初期続成過程についての発表も歓迎する.

9.炭酸塩岩の起源と地球環境(堆積地質部会)(地域名必要)

 

山田 努*(東北大;yamada@dges.tohoku.ac.jp)・松田博貴(熊本大)

炭酸塩岩・炭酸塩堆積物の堆積作用,組織,構造,層序,岩相,生物相,地球化学,続成作用,ドロマイト化作用など,炭酸塩に関わる広範な研究発表を募集する.また,現世炭酸塩の堆積作用・発達様式,地球化学,生物・生態学的な視点からの研究発表も歓迎する.

10.堆積相と堆積システム・シーケンス(堆積地質部会)(地域名必要)

 

中条武司*(大阪市立自然史博物館;nakajo@mus-nh.city.osaka.jp)・片岡香子(新潟大)

各堆積環境における堆積相の形成過程と認定,各堆積相の分類・記載,その時空分布をもとにした堆積システムの認定や解釈などを扱う.また,堆積相解析を基礎にした堆積システム変遷の解析およびシーケンス層序学など,地層の形成過程のダイナミックな復元に関連する研究発表と議論を行う.

11.堆積作用・堆積過程(現行地質過程部会・堆積地質部会)(地域名必要)

 

小松原純子*(産総研;j.komatsubara@aist.go.jp)・北沢俊幸(原子力機構)

堆積作用や堆積過程に関して,実験・シミュレーション・現地観測および地層観察などに基づいた研究を募る.特定の地域や年代を超えて適応可能な新しい解析手法や多方面からのアプローチによる堆積関連の研究も募集する.

12.石油・石炭地質学と有機地球化学(石油・石炭関係・堆積地質部会)(地域名必要)

 

大久保 進(石油資源開発;susumu.okubo@japex.co.jp)・金子信行(産総研)

国内外の石油・石炭地質および有機地球化学に関する講演を集め,石油・天然ガス・石炭鉱床の成因・産状・探査手法など,特にトラップ構造,堆積盆,堆積環境,貯留岩,根源岩,石油システム,資源量,炭化度などについて討論する.

13.岩石・鉱物の破壊と変形(構造地質部会)(地域名不要)

 

西川 治*(秋田大;nisikawa@lfp03.mine.akita-u.ac.jp)・平内健一(広島大)

断層岩を含む岩石・鉱物の破壊および変形機構,変形微細構造,岩石・鉱物のレオロジーや物性に関する研究を募る.観察・観測・分析・実験・理論など多方面からのアプローチによる成果を歓迎するとともに,会場での活発な議論を期待する.

14.付加体(構造地質部会)(地域名必要)

 

坂口有人*(JAMSTEC;arito@jamstec.go.jp)・鎌田祥仁(山口大)

現世,過去を問わず,付加体に関するすべての講演を歓迎する.付加体の形成機構,形成史,微細構造,流体移動,シュードタキライト,温度圧力構造など,様々なアプローチによる成果をもとに議論する.

15.テクトニクス(構造地質部会)(地域名必要)

 

大坪 誠*(産総研;otsubo-m@aist.go.jp)・佐藤活志(京都大)

地球科学の多方面から,大小様々な時間・空間スケールで起こる地質構造の成因や形成機構・発達史に関する講演を広く募集する.野外調査,観測,実験,理論などに基づいた研究発表を歓迎する.

16.ノンテクトニック構造(応用地質部会・構造地質部会)

 

柏木健司*(富山大;kasiwagi@sci.u-toyama.ac.jp),永田秀尚(風水土),村井政徳(中国開発調査(株))

テクトニックではない構造(例:堆積物の未固結時変形やランドスライド・地震などによる一過性の構造,重力性の構造その他)の記載・解析・テクトニック構造との区別や比較・応用を議論する.時代・時間やスケールを問わないので,さまざまな分野からの参加を期待する.

17.古生物(古生物部会)(地域名不要)

 

平山 廉(早稲田大)・北村晃寿*(静岡大;seakita@ipc.shizuoka.ac.jp)・太田泰弘(北九州博)・三枝春生(兵庫県立人と自然の博)・須藤 斎(名古屋大)

古生物を扱った,または関連する研究の発表・討論を行う.

18.噴火と火山発達史(火山部会)

 

世話人:永尾隆志(山口大;tnagao@yamaguchi-u.ac.jp)・石井英一(日本原子力研究開発機構)・石塚吉浩(産総研)

マグマや熱水性流体の上昇過程,噴火様式,噴火推移,噴出物の移動・運搬・堆積,特定火山あるいは火山地域の発達史,火山活動とテクトニクス,およびその他火山地質やモデル化に関する幅広い視点からの議論を期待する.

19.深成岩・火山岩とマグマプロセス(火山部会・岩石部会共催)

 

世話人:古川邦之(愛知大;kfuru@aichi-u.ac.jp)・齋藤 哲(JAMSTEC)

深成岩および火山岩を対象に,マグマプロセスにアプローチした研究発表を広く募集する.発生から定置・固結に至るまでのマグマの物理・化学的挙動や,テクトニクスとの相互作用について,野外地質学・岩石学・地球化学・年代学など様々な視点からの活発な議論を期待する.

20.変成岩とテクトニクス(岩石部会)(地域名不要)

 

片山郁夫*(広島大;katayama@hiroshima-u.ac.jp)・桑谷 立(東京大)

国内および世界各地の変成岩を主な対象に,記載的事項から実験的・理論的考察を含め,またマイクロスケールから大規模テクトニクスに関する様々な地球科学的手法・規模の視点に立った斬新な話題提供と活発な議論を期待する.

21.岩石・鉱物・鉱床学一般(岩石部会)(地域名不要)

 

壷井基裕*(関西学院大;tsuboimot@kwansei.ac.jp)・水上知行(金沢大)

岩石学,鉱物学,鉱床学,地球化学などの分野をはじめとして,地球・惑星物質科学全般にわたる岩石及び鉱物に関する研究発表を広く募集する.地球構成物質についての多様な研究成果の発表の場となることを期待する.

22.情報地質(情報地質部会)(地域名不要)ポスターセッションのみ,口頭講演なし

 

能美洋介(岡山理科大;y_noumi@big.ous.ac.jp)・坂本正徳(国学院大)

地質情報の数理解析,統計解析,データ処理,画像処理などの理論,応用,システム開発,利用技術など,最近の情報地質分野の研究結果を対象とする.また,これらの成果の地質学の広い分野への応用・普及なども歓迎する.

23.環境地質(環境地質部会)

 

難波謙二(福島大)・風岡 修(千葉環境研)・三田村宗樹(大阪市大)・田村嘉之*(千葉環境財団;tamura-yoshiyuki@pop07.odn.ne.jp)

医療地質,地盤沈下,湧水,水資源,湖沼・河川,都市環境問題,法地質学,環境教育,地震動,液状化・流動化,地震災害,岩盤崩落など,環境地質に関係する全ての研究の発表・討論を行う.

24.応用地質学一般(応用地質部会)(地域名不要)

 

上野将司*(応用地質(株);ueno-shouji@oyonet.oyo.co.jp)・横田修一郎(島根大)

種々の地質ハザードの実態,調査,解析,災害予測,ハザードマップの事例・構築方法,土木構造物の設計・施工・維持管理に関する調査,解析など,応用地質学的視点に立った幅広い地質学研究について発表・討論を行う.

25.地学教育・地学史(地学教育部会・地学教育委員会共催)(地域名必要)

 

矢島道子*(地質情報・活用機構;pxi02020@nifty.com)

新学習指導要領の施行は目前.現場からの問題提起,多くの実践報告を持ちより議論しよう.また地学史からの問題提起,貴重な史的財産の開示を歓迎する.

26.第四紀地質(第四紀地質部会)(地域名必要)

 

吉川周作*(大阪市大;yoshi@sci.osaka-cu.ac.jp)・内山 高(山梨環境研)

第四紀地質に関する全ての分野(環境変動・気候変動・湖沼堆積物・地域層序など)からの発表を含む.また,新しい調査や研究,方法の開発や調査速報なども歓迎する.