各都道府県の「県の石」については,10.31に募集を締め切り,現在選定作業中です.
日本地質学会第121年学術大会(2014.9.13-15)が鹿児島市で開催されることを記念して,鹿児島県の「県の石」を下記の通り先行決定いたしました.(2014.9.12決定)
◆鹿児島県の石 | シラス(主に入戸火砕流堆積物) |
姶良カルデラ噴火で発生した大規模な火砕流や降下物による堆積物で,鹿児島県全体を広く覆っています.一般には“シラス”とも呼ばれ,地形や農産物そして災害など鹿児島県の社会生活に深く関係する堆積物です. | |
◆鹿児島県の鉱物 | 菱刈金山の金鉱石(自然金) |
菱刈鉱山の金鉱石は品位が世界最高水準であり,また菱刈鉱山から産出された累計産金量も国内歴代一位となっています.菱刈鉱山は名実ともに日本を代表する金山であり,その金鉱石は全国の博物館に展示され,また教科書にも掲載されています. | |
◆鹿児島県の化石 | 甑島・獅子島の白亜紀動物化石群 |
首長竜をはじめアンモナイトやサンカクガイなど白亜紀の海生動物の化石がたくさん産します.特に首長竜の化石は体の多くの部位が見つかっており,全国的にも重要な標本です. | |