日本地質学会は,山形市小白川町の山形大学小白川キャンパスにおいて,第131年学術大会(2024年山形大会)を9月8日(日)から10日(火)に開催します.また,巡検(見学旅行)を7日(土)と11日(水)〜12日(木)に催行します.
山形大学での開催は39年ぶりになります.この間に山形での開催の機運が高まった時期もありましたが叶わず,間隔がかなり長くなってしまいました.39年前に開催されたときには,山形大学の当時の地学関係の皆さんが総動員されて,とても活気のある明るい大会にしていただいたことを思い出します.
今回は山形大学の地質学会関係者数が少ないなどのため,なるべく無理のない実施内容にするようにしております.そのため,トピックセッションの充実など,広く会員の皆様にご協力をお願いする次第です.LOCとしましてはできる限りのことを行う所存です.特に,会場運営と懇親会は力を入れて行います.また,巡検はLOC以外の方々にもご協力いただき8コース準備しております.層序,化石,変成岩/深成岩,地質災害,文化地質,火山,鉱床といったいろいろ魅力的な巡検コースを提供できるものと思います.山形駅近くの催事場では,例年通りに地質情報展が開催されます.同催事場では山形の風土に関連した地学的現象についての市民講演会も企画しております.
宿泊施設はある程度の数がありますが,学術大会は連休にかかっていることもありますので,ある程度早めに宿の予約をされると良いかと思われます.
会場となる山形大学小白川キャンパスはJR山形駅から約2kmに位置しております.
山形駅からベニちゃんバスという山形大学前に停まる市営バスが1時間に2便程度運行されており,運賃は100円です.小白川キャンパスは新幹線駅からバスで10分,徒歩30分の場所に立地しており,宿泊施設も駅周辺や駅とキャンパスの中間の商業地区に多くあります.
こぢんまりとしたキャンパスです.会場は正門を入ってまっすぐ250mほど入ったところにあります.3つの建物に分散しておりますが,お互いの距離はさほどありません.山形市内には小白川キャンパスの他に医学部の飯田キャンパスがありますのでお間違えの無いように.
都会から離れた,のんびりとした立地のため,心身のリフレッシュの場としてはうってつけだと思われます.山形の街並みも年々変わっておりますが,基本的な雰囲気は変わっておらず,戦火を免れた城下町の名残が散在しているようですので,街中を散策いただくのも良いかもしれません.
大会実行委員会一同,多くの皆様のご参加を心からお待ちしております.