地質系統・年代の日本語記述ガイドライン

2018年8月7日更新
 

地質系統・年代の日本語記述ガイドライン 2018年7月改訂版

 


一般社団法人日本地質学会 執行理事会


 2018年7月13日,国際地質科学連合(IUGS)の国際層序委員会(ICS)が,国際年代層序表の最新版(v 2018/07)を公開しました.最新版では第四紀の「完新世」Holoceneが後期,中期,前期に細分化され,それぞれ,「メーガーラヤン」 Meghalayan,「ノースグリッピアン」Northgrippian,「グリーンランディアン」Greenlandianと命名されました.それぞれの下限には国際標準模式層断面及び地点(GSSP: Global Boundary Stratotype Section and Point)が定められました.また,カンブリア紀の統/世の「シリーズ 3」Series 3が,「ミャオリンギアン」Miaolingianに改名され,その中の階/期の「ステージ 5」Stage 5が「ウリューアン」Wuliuanに改名され,GSSPが定められました.

 日本地質学会では,最新表の日本語版を更新すると同時に,「Archean」の訳語を,従来の「始生代(太古代)」から「太古代(始生代)」に変更しました.「始生代」は既に世界中で使われなくなった「Archeaozoic」の直訳です.一方,現在世界で広く用いられている「Archean」の訳語は「太古代」です.日本でも1990年代から先端の学術論文では「太古代」が使われ始めましたが,いまだに古い用語が用いられている書籍も多く,表現上の混乱を招いています.日本地質学会では,この機会に「太古代」に統一することにしました.ただし,これまでの表現との調整という意味で,しばらくは「太古代(始生代)」と表記することにします.
 

日本語版PDF(Japanese)    英語版PDF(Einglish)


一般社団法人日本地質学会刊行の公式出版物(地質学雑誌等)においては,原則として,上表の年代表記に従って下さいますようお願いいたします.

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■ JISに定められた地質年代の日本語表記