富山大会ニュースNo. 1


日本地質学会第117年学術大会:
2010年9月18日(土)〜20日(月・祝日)中部支部富山大学にて開催


日本地質学会は,中部支部の支援のもと,富山大学(五福キャンパス)において第117年学術大会(2010年富山大会)を2010年9月18日(土)〜20日(月)の日程で開催致します.
地質学会の学術大会は,研究の発表と議論の場である一方,日本各地の多様な地質について理解を深める絶好の機会でもあります.富山は,水深1,000 mを越える富山湾に面し,背後には標高3,000 m級の北アルプスの山々が聳えていることから,様々な環境とその変動が凝縮した縮図とみられる土地柄です.また,富山を含む中部地方に多産する恐竜化石や北アルプスの飛騨帯の岩石は,アジア大陸の地質を垣間見る窓口となっています.さらに,富山の東に接する新潟県糸魚川市には,日本初の世界ジオパークがあります.富山大会では,これらに関連したシンポジウムやこの地域の特徴的な地質を巡る見学旅行が用意されます.ここ数年来,地質学会では,社会に対する地質学の貢献や重要性をアピールすることも活動の主要な柱としてきました.この方針のもと富山大会においても,「富山の大地をゆるがす地震と恐竜(仮)」と題する市民向けの講演会を企画しています.
2007年札幌大会以来,新たな行事として就職説明会,懇親会後の同窓会が行われるようになりました.また,講演要旨投稿や参加登録の新たなシステムが導入され,クレジットカード払いが可能になりました.このほか,プレスリリースが本格的に行われるなど,多くの試みがなされて来ました.富山大会でもこれらのシステムや行事を定着させ,継続的に行うことができる体制を整えるとともに,企業展示や助成金を充実させて,学術大会をより魅力あるものにしていきたいと考えています.また岡山大会に続き,大会開催に係わる業務をイベント会社の協力のもとに行い,開催地の負担軽減のあり方を探ります.
それでは,多くの地質学会員の皆様が富山大会に参加され,研究発表と議論,会員相互の交流と親睦が活発に展開されることを強く期待します.富山大会の成功による学会活動の活性化と新たな進展に向けて,準備委員会一同,懸命に努力する所存です.皆様の御協力をよろしくお願い致します.
なお,同窓会の開催を希望される各大学地質系教室等の代表者の方は,3月31日までに大藤  茂(shige@sci.u-toyama.ac.jp)にご連絡下さい.大会予告は,ニュース誌5月号を予定しております.
 

2010年富山大会準備委員会
委員長 竹内  章
事務局長 大藤  茂



シンポジウム・トピックセッション募集のお知らせ


 
日本地質学会行事委員会

日本地質学会は,中部支部の支援のもと富山大学ほかにおいて第117年学術大会(富山大会)を2010年9月18日(土)〜20日(月)の日程で開催致します.つきましては,トピックセッションとシンポジウムの募集を下記の要領で行います.
トピックセッションは,学会内の領域をカバーしこれから新分野になりそうなトピック的な内容で,定番セッションと同様な形式(15分間の口頭発表あるいはポスター発表)の発表となります.シンポジウムは,多数の学会員が関心を持つ(あるいは持ちそうな)内容・学会外と関係した新分野の内容など,地質学会として重要視すべき研究内容を取り上げます.招待講演の取り扱いは,例年通りです.
 

募集締切:2010年3月15日(月)


1.大会でのセッションの概要

富山大会でも例年とほぼ同じ規模の会場を確保する予定です.ポスター会場については,近年のポスター発表重視の方向を満たすスペースを確保しています.セッションの区分も例年通り,「定番セッション」と「トピックセッション」を設定します.「定番セッション」は,前回同様の地域,地域間層序,海洋,砕屑物,炭酸塩岩,堆積相,堆積作用,石油・石炭,破壊と変形,付加体,テクトニクス,ノンテク,古生物,噴火と火山,変成岩,岩石鉱物,情報,環境,応用,地学教育,第四紀などのセッションが予想されます.なお「定番セッション」は3月に,各専門部会から選出された委員で構成される行事委員会で確定する予定です.
 
2.トピックセッションの募集
トピックセッションとして10セッションほどを募集します.多くの参加者が見込まれるような学術的に魅力のあるトピックセッションの企画提案をお待ちしております.例年同様トピックセッションでは非会員の招待講演は半日(3時間)あたり1件まで可能です.会員の招待講演件数には制限はありません.ただし、招待講演の場合もセッションの発表1人1件のルールが適用されますので、ご注意ください.
 
3.シンポジウムの募集
定番セッションの個別分野を越えた発表と討論の場として,8件程度のシンポジウムを募集します.
また,講演会場確保の関係から,各シンポジウムは原則3時間以内とします.その時間内であれば運営方法(時間の割り当てなど)はコンビーナに一任いたします.会員・非会員にかかわらずコンビーナが依頼した講演者は招待講演とすることができます.セッションとはカテゴリが異なりますので,セッション発表1人1件のルールの適用外であり,シンポジウムの講演者(会員)は,セッションでの発表も可能です.他学会・協会との共催シンポジウム開催も可能です.その場合,事前に他学会・協会との開催打ち合わせ及び承認が必要となりますので,あらかじめ地質学会事務局にご連絡ください.斬新なシンポジウム企画の提案を期待します.
 
4.応募方法
トピックセッション(10件程度:締切3/15),シンポジウム(8件程度:締切3/15)の企画に応募する方は,以下のような項目内容で,日本地質学会行事委員会宛(main@geosociety.jp)にe-mailでお申し込み下さい.
1) トピックセッション,シンポジウムの区別
2) 提案者名(会員に限る)メールアドレス,電話番号,FAX番号
3) タイトル(和英両方)
4) コンビーナの名前
5) 趣旨・概要,参加予想数など
6) シンポジウムの場合,発表者を一般募集するかどうか,募集する場合は募集件数も明示
7) 招待講演者(非会員)の有無,名前
8) シンポジウムの場合,他学会・協会との共催の有無
9) シンポジウムの場合,その開催時間(原則3時間以内)
10) 開催後の学会誌への特集号計画の有無
11) その他考慮すべき事情(条件:英語使用・・・等)
 
5.採択方法
トピックセッション,シンポジウムに多数の応募があった場合や定番セッションとの重複がある場合には,行事委員会で重要度や緊急度を考慮して調整の上,決定させて頂きます.採択されたセッション,シンポジウムは,ニュース誌5月号(5月末頃)で公表し,講演募集等を行います.現在のところ講演申込の締切は7月初旬を予定しています.
 
【招待講演について】シンポジウム,トピックセッションにおいてはコンビーナが招待を依頼することができます.定番セッションでは招待講演の設定はありません.
・シンポジウム:会員,非会員の招待講演が可能
・トピック:会員,非会員の招待講演が可能(非会員の場合は、半日1件まで)
【招待講演者の参加登録費について】非会員の招待講演者に限り参加登録費を免除します(要旨集は付きません.必要な場合は別途購入して下さい).世話人の方は招待講演者へのご連絡等をお願いします.
【シンポジウムの発表者一般募集について】シンポジウムの一般募集に対して発表を申し込む場合,発表希望者はコンビーナに事前に連絡をとって承認を受けてから講演申込システムに入力して下さい.コンビーナへの事前連絡なしに講演申込をした場合,発表できない場合があります.