四国支部

2022.8.25更新

四国支部旧ウェブサイトはこちら(2020.12月末まで閲覧可)​

2022-2023 年度の⽀部運営体制は以下の通りです.
所在地:高知大学
⽀部⻑:近藤康生(高知⼤学) 
代表幹事・事務局⻑:藤内智士(高知⼤学)


▷四国支部規則・運営規則(2010年12月11日施工,2019 年12月14日一部改正,2020 年12月5日一部改正)


[お知らせ]

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支部長あいさつ(2020年4月〜2022年3月)


堀 利栄(愛媛大学・理)

  2020年4月より日本地質学会四国支部長に選任されました堀です。前支部長の西山先生から引き続き, 今 後2年間,支部長として四国支部の運営のお手伝いをさせていただく予定です.2020年度の幕開けはコロ ナウイルスの感染拡大により, 日本も含め大変な世界情勢となっておりますが, このような事態が収束次第, 可能な範囲で四国支部の活動を続け発信して参りたいと思います. 今年2020年は四国支部設立20周年を迎 えます. 四国支部は, 四国地区の地質学的研究・教育・普及活動などを目的に, 研究者・学生・企業人/一般 を問わず誰でも参画でき, 四国地区の連携を深める支部を目指し, 活動を進めてまいりました. その節目に 当たって, 支部総会・講演会で関係ある方の記念講演を企画できればと存じます. 近年, 異常気象による豪雨や強力な台風の多発, それらによる多様で甚大な被害, 発生確率の低いと言われ ていた地域での地震など, 災害多発時代に我々は遭遇しており, 地球科学分野の研究や知識がこれほど必要 とされる事はなかったかと思います. また, 四国には来るべき南海トラフ巨大地震への備えも必要とされて おります. それ故に, 四国支部では地質への正しい理解や普及を目指し, 次世代の育成や地域に密着した活 動が少しでもできればと思っております. 2年間の任期ではありますが, 支部活動や四国内の連携が発展するよう微力を尽くしたいと考えておりま す.どうぞよろしくお願い申し上げます.

 

支部行事2021

第21回四国支部 総会・講演会のご案内

2021.10.18掲載 12.6 12.11更新

<第21回日本地質学会四国支部総会・講演会プログラム・講演要旨集>はこちらから
第21回支部講演会 学生賞6件:2021年12月4日(土)にオンライン(愛媛大学)で開催された第21回日本地質学会四国支部講演会において,以下の6件の講演が学生賞に選ばれました.(2021.12.11掲載)

<最優秀講演賞(口頭発表)>

  • O5 マンガンクラストの縞状構造は氷期-間氷期サイクルに起因するのか?:高馬菜々子(高知大)ほか

<最優秀ポスター賞>

  • P5 南ヨルダンの遺跡堆積物から探る後期更新世の古環境復元とホモ・サピエンス拡大との関係性:川村秀儀(高知大)ほか

<優秀講演賞(口頭発表)>

  • O3 高知県室戸市に露出する古第三系室戸層の砂質泥岩層と砕屑注入岩の特徴:松元日向子(高知大)ほか
  • O6 種子島沖海底泥火山群から採取された堆積物の地化学・年代分析による泥火山噴出機構の解明:瀬戸口亮眞(高知大)ほか

<優秀ポスター賞>

  • P1 絶滅種イタヤガイ科二枚貝 Amussiopecten praesignis の微細成長線分析からみた生活史:川竹 慶(高知大)ほか
  • P8 ジルコンメルト包有物研究:愛媛県南部御内花崗岩質岩体の例:谷脇由華(愛媛大)ほか


 標記総会・講演会を,下記の通り,WEBで開催します.巡検・懇親会は実施しません.村田明広先生(徳島大学名誉教授)による特別講演を予定しています.講演会の参加に対して,技術者継続教育(CPD)の単位が認定されます.認定証の発行部数把握のため,CPD単位を希望される方は参加申し込み時にその旨お知らせ下さい.

講演会
日時:2021年12月4日(土) 13:00〜16:45(予定)
場所:WEB開催(Zoom [予定]および愛媛大学理学部地学コースHP)(本部:愛媛大学理学部)
総会
日時:2020年12月4日(土) 16:55〜17:25(予定)(講演会終了後)
場所:WEB開催(Zoom [予定])(本部:愛媛大学理学部)
<第21回日本地質学会四国支部総会・講演会プログラム・講演要旨集>はこちらから 2021.12.6掲載

講演会参加・発表申込先:鍔本(四国支部事務局):tsubamotoアットsci.ehime-u.ac.jp(アットを@に変えてください)
参加・発表申込〆切:11月19日(金)

  • 日本地質学会の会員でない方も参加可能です.
  • 参加申込の際には,氏名・所属・連絡先・電子メールアドレスを記してください。申し込みをされた方には,後日,Zoom [予定]の参加方法をお知らせします。
  • 発表申込の場合は,参加申込と同時に,演題・希望発表形式(口頭/ポスター)・学生による発表の場合はその趣旨(優秀賞の対象者となるため),を付記し,講演要旨ファイル2つ(PDFとWord)を併せて添付して下さい。書式は以前の地質学会学術大会と同様とします.テンプレートは,地質学会の四国支部のHPからダウンロードできます.[PDF][Word] ダウンロードはこちらから
  • 口頭発表(Zoom)の時間は,1件15分(発表12分+質疑応答3分)とします.口頭発表は,時間の都合上,8件まで受け付けます.8件を超えた場合は,学生の発表を優先します.
  • ポスターは,事前にPDFファイルを事務局へ送ってください(〆切:12/1(水)).ポスターのPDFは,1枚ものにして,A0サイズを目安に作成してください.PDFファイルの容量は,20MB以下としてください.送っていただいたPDFは,事務局でパスワードによるセキュリティをつけて(印刷等を不可にして)サーバに掲載します.
  • ポスター発表する人は,Zoom [予定]での3分間紹介(質疑応答なし)もありますので,準備をお願いします.
  • 学生による優秀な口頭発表・ポスター発表には「優秀講演賞」・「優秀ポスター賞」を授与します.今回は,賞の決定は講演会当日ではなく,後日になります.
     

支部行事2020

第20回日本地質学会四国支部総会・講演会の開催予定 ※名古屋大会代替企画

2020.9.9掲載 10.21,12.4,12.9更新

第20回支部 総会・講演会のご案内  標記総会・講演会を,下記の通り,WEBで開催します.巡検・懇親会は実施しません.四国支部発足20周年を記念して,小松正幸先生(元愛媛大学学長/元理学部地球科学科教授)および山本明彦先生(元愛媛大学理学部地球科学科教授)による記念講演を予定しています.講演会の参加に対して,技術者継続教育(CPD)の単位が認定されます.認定証の発行部数把握のため,CPD単位を希望される方は参加申し込み時にその旨お知らせ下さい.
▷総会・講演プログラム・講演要旨はこちらから 2020.12.7更新
<講演会>
 日時:2020年12月5日(土) 13:00〜17:05(予定)
 場所:WEB開催(Zoomおよび愛媛大学理学部地学コースHP)(本部:愛媛大学理学部)
 <総会>
 日時:2020年12月5日(土) 17:15〜17:45(予定)(講演会終了後)
 場所:WEB開催(Zoom)(本部:愛媛大学理学部)

講演会参加・発表申込先:鍔本(四国支部事務局):tsubamotoアットsci.ehime-u.ac.jp(アットを@に変えてください)
参加・発表申込締切:11月20日(金)

  • 日本地質学会の会員でない方も参加可能です.
  • 参加申込の際には,氏名・所属・連絡先・電子メールアドレスを記してください。申し込みをされた方には,後日,Zoomの参加方法をお知らせします。
  • 発表申込の場合は,参加申込と同時に,演題・希望発表形式(口頭/ポスター)・学生による発表の場合はその趣旨,を付記し,講演要旨ファイル2つ(PDFとWord)を併せて添付して下さい。書式は地質学会学術大会と同様とします.テンプレートは,地質学会のHP(http://www.geosociety.jp/science/content0079.html)からダウンロードできます.
  • 口頭発表(Zoom)の時間は,1件15分(発表12分+質疑応答3分)とします.口頭発表は,時間の都合上,8件まで受け付けます。
  • ポスターは,事前にPDFファイルを事務局へ送ってください(締切:12/2(水)).ポスターのPDFは,1枚ものにして,A0サイズを目安に作成してください.PDFファイルの容量は,20MB以下としてください.送っていただいたPDFは,事務局でパスワードによるセキュリティをつけて(印刷等を不可にして)サーバに掲載します.
  • ポスター発表する人は,Zoomでの3分間紹介(質疑応答なし)もありますので,準備をお願いします.
  • 学生による優秀な口頭発表・ポスター発表には「優秀講演賞」・「優秀ポスター賞」を授与します.今回は,賞の決定は講演会当日ではなく,後日になります.

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第20回支部講演会 優秀講演賞1件・優秀ポスター賞2件:2020年12月5日(土)にWeb(愛媛大学)で開催された第20回日本地質学会四国支部講演会において,以下の3件の講演が学生賞に選ばれました.
<優秀講演賞(口頭発表)>

  • O3 中新統竜串層に産する生痕化石Ophiomorpha形成者の古生態学:友直由衣(高知大)・今井 悟(高知大)・奈良正和(高知大)

<優秀ポスター賞>

  • P6 チリ沖コアから復元する最終氷期における南半球の偏西風経路変動:長屋芙結(高知大)・長谷川精(高知大)・長島佳菜(JAMSTEC)
  • P7 後期白亜紀アンモナイトScaphitesの集団解析シミュレーション:中村千佳子(愛媛大)・岡本隆(愛媛大)

 

支部行事2019

第19回支部総会・講演会のご案内

 標記総会・講演会を今年は香川大学で開催予定です(巡検は実施しません)。講演会では、平成18年4月 に香川大学から鹿児島大学に転出された仲谷英夫先生の特別講演「香川大学での古生物研究−四国から世 界へ−」が行われます(香川大学博物館企画展「古生物研究の世界」とタイアップ)。なお,講演会の参 加者には,技術者継続教育(CPD)の単位が認定されます.
<<四国支部講演会>>
日時:2019年12月14日(土) 13:00〜17:00(予定)
場所:香川大学研究交流棟5階研究者交流スペース(高松市幸町11香川大学幸町北キャンパス内)
*総会は講演会終了後,同会場で行います.
講演会申し込み先:青矢(四国支部事務局)aoyaアットtokushima-u.ac.jp(アットを@に変えてく ださい)
講演要旨申し込み〆切:11月29日(金)

  • 地質学会の会員でない方も参加可能です.
  • 参加申し込みの際には氏名・所属・連絡先・電子メールアドレスを記してください.
  • 講演要旨の書式は地質学会学術大会と同様とします.http://www.geosociety.jp/science/content0079.html#abst_form をご参照ください.
  • 一般の口頭発表の時間は15分(質疑応答を含む)とします.口頭発表は8件まで受け付けます.
  • ポスターサイズは幅118cm,縦180cmを目安に作成してください.
  • 学生による優秀な口頭・ポスター発表には「優秀講演賞」「優秀ポスター賞」を授与します.
 

第19回支部講演会プログラム・優秀講演賞5件

 2019年12月14日(土)に香川大学で開催した第19回地質学会四国支部総会・講演会のプログラムが以下 のページからダウンロードできます.
http://www.geosociety.jp/uploads/fckeditor/outline/shibu/shikoku/2019_program.pdf
*以下の5件の講演が優秀講演賞に選ばれ,総会で表彰されました.

  • P5 モンゴルの年縞湖成層から復元する白亜紀中期におけるアジア内陸のオービタル~千年スケールの気候変動 石川航輝・長谷川 精・Ichinnorov N.
  • P8 高知県に分布する鮮新統穴内層産スダレガイ属二枚貝Paphia spp.の分類学的および系統学的検討 寒川稔朗・近藤康生・山岡勇太・中山 健太朗
  • P2 四国北西部,中新統久万層群明神層に含まれる火成岩礫の起源 相田和之・下岡和也・楠橋 直・斉藤 哲・谷 健一郎
  • O3 愛媛県北部高縄半島に分布する領家帯花崗岩類の岩石学的研究 下岡 和也・齊藤 哲
  • O2 アラスカ湾沿岸域における最終融氷期の古環境変動 -海底堆積物を用いた解析- 捫垣 勝哉・村山 雅史・堀川 惠司
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赤石山荘存続の要望書(松田会長名)を西山支部長が代理提出(2019/6/14)

 東赤石岩体(愛媛県新居浜市別子山)は沈み込み帯上盤側のウェッジマントルに由来するかんらん岩体 で,マントル物質の物理的・化学的挙動や周囲のスラブ由来物質(高圧型変成岩類)との相互作用を究明 する上で,世界的に見ても最重要地域の1つと言えます.この岩体の上,標高1550mに立つ赤石山荘が現 在,存続の危機にあります. 管理人・安森滋氏(愛媛県西条市在住)による小屋番登山842回という超人的努力により,これまで33 年間,赤石山荘は地質学者を含めた登山者に安全な宿泊先を提供し続けて来ました.ところが2018年5 月,当時75歳の安森氏が842回目の下山後に体調を崩し,自身での山荘経営を断念.後継の管理者も見つ からず,現在,山荘は安森氏の山仲間による月1回程度の臨時小屋番によってなんとか維持されています. この状況を受け,登山者の安全確保が必須と考える安森氏は,2018年10月に新居浜市に対し,また2019 年1月には愛媛県に対して次の2点を求める陳情を行いました.(1) 民営が困難となった赤石山荘を新居浜 市へ移管すること,(2) 老朽化の進む赤石山荘の現位置に新居浜市所管の避難小屋を新たに建設し,永続 的に経営すること.そして,2019年6月初頭まで,この趣旨への賛同者からの署名活動が行われていました.

 地質学会は2019年4月6日,安全な研究フィールドの確保と維持を願う学術団体の立場から,新居浜市 長と愛媛県知事に対し,安森氏の陳情受け入れを求める要望書を会長名で作成し,西山賢一四国支部長に 提出を託しました.6月14日,西山支部長は安森氏らと共に石川勝行新居浜市長と面会し,4359名分の署 名と同時にこの要望書を提出しました.また愛媛県知事宛の要望書は同日,山中美幸愛媛県自然保護課長 へと提出しました.市長への提出の様子はNHK松山放送局ならびに愛媛新聞社の取材を受け,TV・web・ 紙面にて報道されました.次のURLで動画を閲覧できます(2019.8月中旬まで).

NHK松山 ひめポン!動画「東赤石山の山小屋存続求め署名提出」(2019.8月中旬まで閲覧可)
ttps://www.nhk.or.jp/matsuyama/himepon/movie/movie_190614-4.html