佳作:楯状火山・テンデュレク山の広がり
写真:長谷川 卓(石川県・日本地質学会会員)
撮影場所:トルコ東部 ドバイからクラクフ(ポーランド)に向かう機上
【撮影者より】
明瞭な2つの火口(奥側は擂鉢状で火口湖)を持つ活火山・テンデュレク山(3584m)はアナトリア・アラビア・ユーラシアの3プレート三重会合点付近に位置しています.溶岩の広がりや組成の違うマグマが複数回流下したことなど楯状火山の全体像がよく解ります.直近の活動は1855年.大アララト山(5137m)と小アララト山(3896m)を背後に望みます.アララト山は旧約聖書の創世記でノアの箱舟の漂着地とされています.iPhone12で撮影しました.
佳作:びょうぶ岩の夕暮れ
写真:山口正明(千葉県)
撮影場所:千葉県 南房総市 白浜町根本海岸
【撮影者より】
干潮の時刻を見計らって,びょうぶ岩を訪問.青のりがびっしりと付き,ほほに当たる風は冷たかったものの,しっかりと早春の趣を呈していました.自然の営みを感じました.
佳作:海底大地
写真:橋爪稜翔(埼玉県)
撮影場所:高知県室戸市室戸岬
【撮影者より】
高知県室戸岬にタービダイト層と呼ばれる砂や泥が海水と混ざり海底に降り積もり,約2千万年前かけて海底から隆起してきた縞模様の地層.人類の誕生が約20万年前.遙か昔に誕生したこのタービダイト層との対比を表しました.