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┴┬┴┬ 【geo-Flash】 日本地質学会メールマガジン ┬┴┬┴┬┴┬┴
┬┴┬┴┬┴┬  No.203 2012/11/22 ┬┴┬┴ <*)++<< ┴┬┴┬┴
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【1】日本学術会議より出された報告書「高レベル放射性廃棄物の処分について」に対するコメント(プレスリリース)
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  一般社団法人日本地質学会は、日本学術会議9月11日付け報告書「高レベル放射性廃棄物について」に対して、地球科学界を代表する日本地質学会として積極的に関与し、地質学関連学界が社会に対して果たすべき責務として以下のコメントを公開します。

学術会議報告書での判断と提案は、
〇現時点での科学的知見だけでは地層処分の安全性に対する信頼性を確保できない
〇高レベル放射性廃棄物の回収が可能である方法で数十年〜数百年間の暫定的責任保管を行うべき
ということでした。

  しかしながら、「暫定的責任保管」と「地層処分」は、最終的に廃棄物をどのように扱うかという点で異なるだけであり、その実施場所のサイト選定は必須です。

  課せられている課題は、もっと確度の高い将来予測を行う研究開発を継続し、同時に安全性に対する社会の懸念を解消することが重要です。
このためには
〇最終的な決断を社会とともに下すために「認識共同体」の構築を進める
・サイト選定の妥当性とその安全性を広く社会で共有する
・社会に対する専門家の説明不足を補うために分野横断的なコミュニケーションをはかる
・理学的、工学的並びに社会学的な学会間の連携により構築する
・透明性を維持し、想定される全ての現象を客観的に議論する
〇その上で我が国が培ってきた放射性廃棄物処分技術の長期的な継承・改良とその重要性の共有化を行うの対応が必要と考えます。

コメント全文はこちらから、、、
http://www.geosociety.jp/engineer/content0018.html

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