高知県土佐山田・美良布地域の白亜系とジュラ系白亜系境界
Jurassic-Cretaceous boundary and Cretaceous formations in the Tosayamada-Birafu area, KochiPrefecture

香西 武1 石田啓祐2近藤康生3
Takeshi Kozai 1, Keisuke Ishida 2 andYasuo Kondo 3



受付:2006年6月30日
受理:2006年8月21日
* 日本地質学会第113年学術大会(2006年・高知)
見学旅行(F班)案内書
1.鳴門教育大学自然系(理科)教育講座
Faculty of Science Education, NarutoUniversity of Education, Tokushima 772-8502,Japan.E-mail: kozai@naruto-u.ac.jp
2.徳島大学総合科学部地球物資科学教室
Laboratory of Geology, Faculty of IntegratedArts and Sciences, Tokushima University,
3.高知大学理学部自然環境科学科
Department of Natural EnvironmentalScience, Kochi University, Kochi 780-8520,Japan.

概 要
見学コースは,香美市土佐山田町から香美市香北町にかけて分布する黒瀬川帯南帯の地層見学で,田代(1985)による南海層群の模式地とされている地域である.南海層群の地帯帰属を考察するために,南海層群の南側に分布するペルム紀付加体,南海層群基底部礫岩,テチス型二枚貝フォーナとされている二枚貝類の産出地点を観察する.その後,南海層群と断層で接し,ジュラ紀後期から白亜紀最前期の地質年代を持つ美良布層模式地に移動し,Kilinora spiralis 群集,Loopusprimitivus群集,Pseudodictyomitra carpatica 群集の放散虫と海生・汽水生の二枚貝類の産出層準を見学するとともに砕屑岩・石灰岩からなる堆積相を観察する.また,美良布層のジュラ系白亜系境界についても検討する.


Key Words黒瀬川帯,白亜系,ジュラ系,放散虫,二枚貝


地形図
1: 25,000 「土佐山田」「美良布」
見学コース
8:30 高知大(朝倉)集合→9:30 土佐山田町油石・神母ノ木→13:00 香北町美良布→18:00 高知大(朝倉)解散
見学地点
Stop 1 香美市土佐山田町油石,女夫池周辺.物部川層群と南海層群を区分する杉田構造線.南海層群基底部礫岩.
Stop 2 香美市土佐山田町神母ノ木橋下の物部川右岸.ペルム紀付加体雪ヶ峰層.
Stop 3 香美市土佐山田町佐野,雪ヶ峰牧場付近の露頭.神母ノ木層;南海層群に特徴的な二枚貝類の産出地点.
Stop 4 香美市香北町小川.美良布層A2部層Kilinora spiralis 群集産出地点.
Stop 5 香美市香北町西ノ川.美良布層A3部層Loopus primitivus 群集産出地点.
Stop 6 香美市香北町西ノ川.美良布層B1部層二枚貝産出地点とその岩相.
Stop 7 香美市香北町西ノ川.美良布層B2部層Pseudodictyomitra carpatica 群集産出地点.


はじめに
西南日本外帯黒瀬川帯には,大型化石を伴うジュラ−白亜系が広く分布する.それらの中で四国中央部には,杉田構造線を境として北側に物部川層群が分布し,南側に南海層群及び坂州層群・竹ヶ谷層群相当層が分布する(Kozai et al., 2005).杉田構造線以北の物部川層群はペルム系を不整合に覆う白亜系から構成されるが,杉田構造線以南では,ジュラ紀から白亜紀初期の堆積物がみられる.
香美市土佐山田町から香北町にかけて分布するジュラ−白亜系については古くから注目され,多くの層位・古生物学的研究がなされてきた.伊木(1897)は香北町西川について調査を行い,ジュラ系鳥巣層の石灰岩,白亜系の石灰岩の存在,アンモナイト,二枚貝や植物化石の産出を報告した.その中のアンモナイトに関しては,Kobayashi and Fukada(1947)によりKimmeridgianを示すAtaxioceras kurisakenseとして記載されている.蔵田ほか(1941)は白亜系石灰岩中の化石を検討し,ジュラ系鳥巣統から産するものと異なることを明らかにし,この石灰岩を含む地層を白亜系領石統に位置づけ,三宝山帯の鳥巣統と区別した.甲藤・須鎗(1956)は土佐山田町に分布する杉田構造線の南側の白亜系について研究し,それら白亜系を船谷層,萩野層と命名し,西川沿いにもそれらが分布するとした.田代(1985)はこれらの地層を,杉田構造線の北側に分布する物部川層群から区別し,南海層群として記載した.森野ほか(1989)は,西川流域の露頭から二枚貝および放散虫化石を検出し,香北町西川下流域を模式地として美良布層を設定し,それを南海層群に含めた.地質年代に関しては,産出する放散虫及び二枚貝から,late Valanginian〜Barremianとした.その後,香西ほか(2004)は美良布層から二枚貝類及び放散虫化石を検出し,その地質年代をOxfordian〜Berriasianとした.
美良布層の砕屑岩に挟まれる石灰岩層の岩相と生物相について,森野(1993)は詳しく報告しており,下位から,植物の根を含む淡水成層,汽水生二枚貝類を含む汽水成層,海成層の石灰岩が順に重なっていると述べた.このことにより,砕屑岩と石灰岩が一連の海進によって形成されたことが明らかとなった.また,大賀・井龍(2004)は石灰岩中に見られるウーイドを分析し,初生的には高マグネシウム方解石であったが,その後の続成作用によって,より安定な低マグネシウム方解石になったと推定している.
杉田構造線以南の白亜系の地帯帰属に関しては,美良布層および南海層群の帰属を黒瀬川帯とする考え(香西・石田,2000)と三宝山帯とする考え(田代・川村,1995)とがある.
今回の巡検コースでは,四国中央部黒瀬川帯ジュラ−白亜系のうち,土佐山田−美良布地域に分布するジュラ−白亜系及びそれに関連する地層について見学する.


地質概説

 
第1図.土佐山田地域の地質図.

今回の巡検の対象は,高知県香美市土佐山田町から香美市香北町に分布する黒瀬川帯ジュラ−白亜系である.白亜系分布域の北側には, ペルム系白木谷層群(Suyari, 1961)が分布し,白亜系とは不整合もしくは御在所山スラストによって境される(第1図).南側は,上韮生川断層により四万十帯の地層群と接する(伊熊,1980).ジュラ−白亜系は杉田構造線を境に北側に下部白亜系物部川層群が,南側に南海層群,美良布層及び鳥巣層群が分布する(甲藤・須鎗,1956;田代,1985;須鎗・桑野,1986;森野ほか,1989;香西ほか,2004など).土佐山田町杉田−香北町美良布間では物部川層群と南海層群の間には,ペルム紀のフズリナを含有する石灰岩塊を有するペルム系が分布する(甲藤・須鎗,1956).美良布以東では杉田構造線を境に,物部川層群と南海層群もしくは美良布層が接する.杉田構造線は,時に蛇紋岩を伴い北傾斜の低角度断層である.南海層群の南側は,ペルム系の雪ヶ峰層と断層で境される(香西・石田,2000).また雪ヶ峰層は香北町北岩改北方では,南海層群と美良布層の間に,北岩改南方では美良布層と三宝山帯鳥巣層群の間に分布する.


見学地点案内

 
第2図.Stop 1-3 の位置図(2万5千分の1地形図「土佐山田」).

1 土佐山田地域(第2図)

 
第3図.南海層群と物部川層群との境界にみられる蛇紋岩.船谷層に低角度で蛇紋岩体が衝上している.
 
第4図.船谷層下部層中の緑色凝灰岩礫から産出した放散虫化石.1-3:Devoniglanus unicus Wakamatsu, Sugiyama and Furutani.

Stop 1 香美市土佐山田町油石,女夫池周辺(杉田構造線と南海層群下部礫岩)
[地形図]1/2.5万「土佐山田」
[位置]見学地点は,国道195号線土佐山田から,北方にある土佐山田ゴルフ場方面に市道を入り,ゴルフ場手前油石から東に未舗装の作業道を女夫池方向に入った所.
[解説]本観察地では,南海層群船谷層最下部がみられる.船谷層は層厚約180mで下部層と上部層に区分される.女夫池付近でみられる下部層は層厚約160m.北縁は,断層で杉田構造線の蛇紋岩と接するが,女夫池北側では,境界付近が崩壊土に覆われその関係を見ることができない.しかし,観察地手前の市道沿いの切り通しでは, 蛇紋岩と船谷層の砂岩がN80゜E,45゜Nで接するのが確認できた(第3図).船谷層下部層の下半部は泥岩と礫岩とが繰り返し,上方に礫岩が厚層化する.女夫池で確認できる下部層最下部は泥岩で,暗緑色を呈し,タマネギ状風化がみられる.その上位は,小〜中礫の亜角〜亜円礫からなる淘汰の悪い礫岩が重なる.礫はチャート,砂岩が主体で,まれに緑灰色凝灰岩礫を含む.この凝灰岩礫からは,放散虫Devoniglanssus unicusWakamatsu, Sugiyama and Furutaniが検出された(第4図).同種は横倉山G4層準下部の凝灰質砂岩より報告され,同名の群集の特徴種であり,デボン紀前期を示すと考えられている(Wakamatsu et al., 1990).岩質と産出化石の同一性から,この礫が黒瀬川帯のシルル−デボン系に由来する可能性を示している.礫岩は頻繁に泥質砂岩部をレンズ状に含むが,成層構造は明瞭でない.
上半部は下半部に比べ,礫岩層が優勢である.比較的淘汰の良い小〜中礫で,亜円〜円礫が多くみられる.礫種は下半部と同じくチャート,砂岩礫が優勢で,希に凝灰質砂岩礫,石灰岩礫を含む.本層の礫種構成は杉田構造線北側に分布する物部川層群の基底部,領石層及び立川層の礫岩と類似するが,杉田−喰田構造線南側に分布する菖蒲層とは花崗岩類の礫含まない点で異なる.Stop 1では,南海層群と物部川層群を境する蛇紋岩及び南海層群下部のシルル−デボン系に由来すると考えられる礫を含む礫岩を観察する.


 
第5図.雪ヶ峰層から産出したペルム紀放散虫化石.1: Nazarovella sp. チャートブロックより産出.2: Albaillella sp. チャートブロックより産出.3: Follicucullus sp. チャートブロックより産出.4: Follicucullus sp. 泥岩より産出.

Stop 2 香美市土佐山田町神母ノ木橋下の物部川右岸(ペルム紀付加体雪ヶ峰層)
[地形図]1/2.5万「土佐山田」
[位置]国道195号線土佐山田町から大栃方面に行く途中にある神母ノ木橋下(物部川右岸).
[解説]雪ヶ峰層は南海層群の南に分布し,同層群とは断層で接する.地層の一部は,チャートや石灰岩塊を伴う砂泥質岩相で,石灰岩塊からNeoschwagerina craticulifra(Schwager)が検出されたことから,ペルム系高岡累層とされた(沢村・甲藤,1961).しかしながら,高岡累層が模式的に見られる佐川地域において高岡累の一部はジュラ系であることが明らかとなり(松岡,1985),年代と地層の帰属については再検討を要するものと考えられるようになった.観察地点である神母ノ木橋付近の物部川河床は,これまで,宮ノ口層ないし,高岡累層とされてきた.劈開の発達した黒色泥岩層,砂岩泥岩の細互層が分布しており,数mの砂岩層を挟在し,淡緑色層状チャートの大小レンズ状岩塊ならびに石灰岩の小岩塊を伴う.黒色泥岩層より放散虫のFollicucullus sp.,層状チャート岩体からはNazarovella sp.の梯子状の腕,ならびにAlbaillella sp., Follicucullus sp.が産出した(第5図).これらの放散虫化石に基づき,本層はペルム紀付加体であることが明らかとなったことから,いわゆる高岡累層と区別し,雪ヶ峰層と命名されている(香西・石田,2000).南海層群分布域の南側にペルム紀付加体が分布することは,南海層群が黒瀬川帯に帰属することを示している.Stop 2では,ペルム紀放散虫化石の産出地点を紹介する.


 
第6図.雪が峰牧場下(Stop 3)付近の神母ノ木層の柱状図.×:神母ノ木層から記載された二枚貝類の模式標本の産出
 
第7図.美良布地域地質図(香西ほか,2004を改変).
 
第8図.美良布層の岩相と放散虫化石,二枚貝化石の産出層準(香西ほか,2004).

Stop 3 香美市土佐山田町佐野,雪ヶ峰牧場付近の露頭(神母ノ木層)
[地形図]1/2.5万「土佐山田」
[位置]Stop 2から物部川右岸を上流約500mの地点を左折し,雪ヶ峰牧場に入る.牧場の建物下の露頭.
[解説]本観察地点は,神母ノ木層の模式地分布域にあり,上部にあたる(Tashiro and Kozai,1984;香西・石田,2000).層厚約250m.本層は牧場中央部の谷付近に向斜軸をもつ向斜構造を示し,観察地点はその南翼にあたる.牧場建物付近では断層の北側に,アレナイト質砂岩,砂岩優勢の砂岩泥岩互層が分布し,砂岩と泥岩との境界面に植物片を含こともある.この砂岩は,側方では礫岩に移化することもあり,物部川河床では,花崗斑岩など酸性火成岩礫の円礫を含む礫岩が観察される.この砂岩からは,Pterotrigonia sp., Astarte (Nicaniella) makibaensisTashiro and Kozaiなどの二枚貝を産出する.さらに上位は,一部に砂岩優勢の砂岩泥岩互層があるものの全体的に上方細粒化の堆積サイクルを示し,上部では厚い黒色泥岩となる(第6図).帯緑色細粒砂岩からは, Brachidontes igenokiensisTashiro and Kozai, Mesomiltha japonica Tashiro andKozai, Anthonya igenokiensis Tashiro and Kozai,Leptsolen amabilis Tashiro and Kozai, Granocardiummulticostata Tashiro and Kozai, Linearia nankaianaTashiro and Kozai, Scittila dericatostriata Tashiro andKozai, Isocyprina japonica Tashiro and Kozai, I.igenokiensis Tashiro and Kozai などが記載され,Eburneopecten miyakoensis(Nagao), Xcenocardita amanoiHayami, Protocardia amanoi Tashiro and Matsuda,Isocyprina aliquantula(Amano)などの多様な二枚貝類が産出する.これらの二枚貝フォーナは物部川層群からのフォーナとは種構成が異なる.また二枚貝類とともにCheloniceras sp.が産出する.

 
第9図.Stop4〜7の位置図(2万5千分の1地形図「美良布」).

2 美良布地域
(1)美良布層の概要北縁は,土佐山田町間から香北町熊淵にかけてはペルム系雪ヶ峰層と断層で接し,熊淵から西川にかけては南海層群萩野層と断層で接する.それ以北では,物部川層群日比原層と断層で接する.南縁は,土佐山田町間から香北町清水ヶ森北方付近まではペルム系雪ヶ峰層と断層で接し,それ以北では三宝山帯鳥巣層群と断層で接する(第7図).
美良布層の模式地は高知県香美郡香北町小川の西川沿いの河床で,層厚は約600mである.本層は岩相から,6部層に区分される(第8図).本層最下部のA1部層は,断層で物部川層群日比原層泥岩と接し,黒色泥岩及び泥岩優勢の砂岩泥岩互層からなる.化石は未発見である.A2部層は,暗灰色中粒砂岩,泥質砂岩,砂質泥岩からなる.泥質砂岩には,貝殻片を含む部分もある.泥岩にはレンズ状の酸性凝灰岩を含み,凝灰岩直下の泥岩からKilinora spiralis 群集帯の放散虫が見いだされた.A3部層は砂質泥岩及び黒色泥岩からなる.最上部付近の凝灰岩と接する泥岩からLoopus primitivus 群集帯の放散虫が検出された.B1部層は,砂岩,石灰岩,黒色泥岩で構成される.砂岩は,有機物や泥質物を含み淘汰の悪い砂岩と石灰質砂岩からなる.有機物含有砂岩からは,海生及び非海生の巻き貝,二枚貝などが産出する.石灰岩層は,それぞれ下部ほど砕屑性粒子に富み,上部にはサンゴ,層孔虫などの化石を含む(森野,1993).石灰岩を覆う黒色泥岩は淘汰が良く,化石をほとんど含まない.B2部層は,砂岩,黒色泥岩,砂岩泥岩互層,石灰質砂岩,石灰岩からなる.下部の砂岩は淘汰の良い,中粒砂岩である.泥岩には,まれに酸性凝灰岩をレンズ状に含み,凝灰岩の上位からPseudodictyomitra carpatica 群集帯の放散虫を産出する.上部の砂岩は,時に石灰質となる.C部層は,主に泥岩,砂岩泥岩互層から成り,下位の泥岩には酸性凝灰岩の薄層が観察される.
(2)見学地点(第9図)


 
第10図.放散虫化石と二枚貝化石産出地点.
 
第11図.Kilinora spiralis 群集産出付近の柱状図(Stop 4).

Stop 4 香美市香北町小川の南西(美良布層A2部層Kilinora spiralis 群集産出地点)
[地形図]1/2.5万「美良布」
[位置]国道195号線香北町小川から西川沿いに上流へ約800mの河床.
[解説]Stop 4は,美良布層A2部層最上部にあたる.中粒砂岩,有機物に富み,淘汰の悪い泥質砂岩,砂岩泥岩互層,細粒砂岩からなる.砂岩泥岩互層と砂岩の間に挟まれるレンズ状の酸性凝灰岩直下の泥岩(loc.32601R)からKilinoraspiralis 群集帯の放散虫が見いだされた(第10,11図).
放散虫産出地点が多くないため, Kilinoraspiralis 群集帯の上下限を特定することはできていない.loc.32601RからはKilinora spiralis 群集帯の特徴種であるKilinora spiralis(Matsuoka)の産出とともに, Hsuum maxwelli Pessagno,Stichocapsa robusta Matsuoka, Tethysettadhimenaensis (Baumgartner), Tricolocapsa conexaMatsuoka, およびTricolocapsa cf. parvipora Tanが豊産する.Archaeodictyomitra amabilis Aita,Cinguloturris carpatica Dumitrica, Eucyrtidiellumnodosum Wakita, Mirifusus guadalupensisPessagno, Ristola procera(Pessagno), Stylocapsatecta Matsuoka, Tricolocapsa plicarum Yao も普通に産する. 美良布層の模式セクションにおけるKilinora spiralis 群集帯は,Matsuoka and Yao(1986)のKilinora spiralis 帯に対比され,上部ジュラ系下部(Oxfordian)に相当する.なお,A2部層最上部の泥岩( l o c . 3 2 6 0 1 R ) からはEucyrtidiellum ptyctum(Riedel & Sanfilippo)とKilinora spiralis が共産することから,この層準はHull(1997)のSubzone 2γ(Oxfordian中部)に属するものと推測する.また,美良布層に対比される徳島県栗坂層の模式セクションからもKilinora spiralis 群集帯を示す放散虫群集が報告されている(Ishida., 1997).


 
第12図.Loopus primitivus 群集産出地点(Stop 5).

Stop 5 香美市香北町小川の南西(美良布層A3部層Loopus primitivus 群集産出地点)[地形図]1/2.5万「美良布」[位置]Stop 4の約100m上流,西川左岸の小道沿い.[解説]A3部層は砂質泥岩及び黒色泥岩からなる.最上部付近には,黒色泥岩中に酸性凝灰岩のレンズ状岩体を含む部分があり,その凝灰岩と接する泥岩(loc.32602R)からはLoopusprimitivus 群集帯の放散虫が検出される(第12図).その放散虫群集はレンズ状岩体周辺では豊産するが,それ以外の場所ではあまり産出しないために,本帯の上下限は特定されていない.Loopus primitivus 群集帯はLoopus primitivus( Matsuoka and Yao)の産出とともに,Cinguloturris carpatica, Dumitrica, Protunumajaponicus Matsuoka and Yao, Ristola altissima(R?st),Svinitzium depressum(Baumgartner), Svinitzium mizutaniiDumitrica, Svinitzium pseudopuga DumitricaとXitusgifuensis Mizutaniの豊産で特徴づけられる.本帯から産出し始める放散虫としては,Archaeodictyomitraapiarium(R?st), Archaeodictyomitra broweri(Tan),Archeodictyomitra minoensis(Mizutani), Loopus doliolumDumitrica, Loopus primitivus(Matsuoka and Yao), Loopusyangi Dumitrica, Neorelumbra kiesslingi Dumitrica,Pantanellium lanceola(Parona), Protunuma japonicus,Matsuoka and Yao, Solenotryma(?)ichikawai Matsuokaand Yao, Svinitzium mizutanii Dumitrica, Svinitziumpseudopuga Dumitrica, Tethysetta boesii(Parona),Tethysetta pygmaea Dumitrica, Xitus gifuensis などがある.下位から引き続き産するものとしては,Eucyrtidiellumptyctum(Riedel and Sanfilippo)がある.Hsuum maxwelliPessagno およびPseudodictyomitra carpatica(Lozyniak)は,どちらもloc. 32602R からは産しない.これらのことから,loc. 32602Rから産出する放散虫群集はMatsuoka(1995)のLoopus primitivus 帯に対比され,最上部ジュラ系(Tithonian)に相当する.


 
第13図.B1, B2 部層の岩相と産出する二枚貝化石(香西ほか,2004).

Stop 6 香美市香北町小川の南西(美良布層中部二枚貝産出地点)
[地形図]1/2.5万「美良布」
[位置]Stop 5から河床におり,上流約20m-200m付近
[解説]美良布層模式ルートである西川沿いには,石灰岩層と砕屑岩層が繰り返す,美良布層B1部層が特徴的に露出している.このルートでは明らかな断層も数カ所認められるが,おおむね一連の層序を示すものとみられる.砕屑岩からその上位の石灰岩への漸移的な岩相変化に対して,石灰岩とその上位の砕屑岩との間には明瞭な境界がみられるので,これを岩相層序の境界として,B1部層は,サブユニット機櫚擦忘拱され,またそれぞれのサブユニットの特徴から,サブユニット機櫚掘焚蕊堯法き検Ν后蔽翩堯法き此櫚察幣緝堯砲砲泙箸瓩蕕譴討い襦聞畧召曚,2004;第13図).以下,このルートで観察されるB1部層の層序,堆積環境,および産出する二枚貝化石の特徴について簡単に紹介する.
B1部層下部では,下位から順に,下位の泥岩を覆う貝化石を含む砕屑岩,ネリネアを含む石灰質砂岩,ウーイドを多量に含む石灰岩, そして再び泥岩に覆われるというサイクルが3回認められる.それぞれのサブユニットでは,砕屑性粒子の割合が上位に向かって減少し,石灰岩の上部で最小となり,明瞭な境界を介して砕屑性堆積物(泥岩)に覆われる,というパタンが認められ,このパターンはそれぞれのサブユニットに共通する.最下部のサブユニット気蓮い茲蟆式未慮い泥岩から連続しているため,便宜的に石灰岩直下の貝化石層から,石灰岩の上限までとする.下位から順に,貝類遺骸を含み,植物片を大量に含む泥質砂岩,石灰質砂岩,ウーイド・ペロイド・グレインストン,ウーイド・グレインストンと重なり,再び石灰質砂岩をはさんだ後,砕屑性粒子の多いウーイド・グレインストン〜パックストンに移り変わる.最上部は,径1cm前後の藻類被覆殻を持つ球状体を含む薄い石灰質泥岩を経て,サブユニット兇旅色泥岩に覆われる.サブユニット兇鉢靴話覗悗農椶靴討い襪燭甦袷瓦柄惱はわからないが,石灰岩の堆積相とその累重パタンから見て,サブユニット気汎瑛佑料惱であると推定される.
B1部層中部はサブユニット犬鉢垢2サイクルで構成される.B1部層中部では石灰岩の厚さも,サイクルの厚さも下部に比べて薄いのが特徴である.石灰岩直下の貝化石層, 特にサブユニット の貝化石層には,Aguilerella nagatoensis-Corbula imamurae 群集で特徴づけられる美良布層で最も豊富な汽水性貝類群集が含まれている.B1部層中部の石灰岩は露頭の制約のため,詳細な岩相変化は不明であるが,ウーイドを多量に含む石灰岩であり,B1部層下部の石灰岩と共通の変化パタンが一部に認められる.森野(1993)により研究された,西川ルート南斜面の石灰岩体は斜面崩壊の跡地で観察されたもので,現在は崩壊地が修復されているために観察できない.しかし,その層相変化はB1部層中部のサブユニットに認められる堆積サイクルと非常によく似ており,位置関係から見てサブユニット犬寮亞ゴ笋搬佝罎気譴覯椎柔が高い.
B1部層上部は,サブユニット垢寮亞ゴ笋両絨未暴鼎覆襦ち澗里箸靴鴇緤に粗粒化する砕屑岩(層厚約80m)に始まる.サブユニット困蓮げ式未ら順に,砂質泥岩と極細粒砂岩の互層,石灰質砂岩と粗粒のウーイドからなる.サブユニット擦蓮げ式未ら順に,砂岩,細粒石灰質砂岩,バウンドストンが重なる.
二枚貝類は,石灰岩が特徴的に分布するB1及びB2部層から産出する.B1-気虜輯篩悗らは,汽水生のAguilerella nagatoensis(Ohta)とともに, 海生のGrammatodon takiensis Kimura, Pterotrigonia toyamai(Yehara), Miltha japonica Tashiro, Isocyprina japonicaTashiro and Kozai, Ctenoides tosana(Kurata andKimura)などが産出する.Pterotrigonia toyamai (Yehara)は,Yehara(1923)によって本層からの標本をもとに記載されたもので,B1-気虜輯篩悗らのみ産出するが,保存状態は良くない.B1-兇虜輯笋らは, Isocyprinajaponica Tashiro and Kozai, Corbula globosa Tamuraの他,汽水生のCorbula imamurae Hase, Caestocorbulamorinoi Tashiro and Kozaiなどが産出する.ほかにも多数の巻き貝を共産し,中には10cmを越えるネリネアも含まれる. また石灰岩上部の石灰質砂岩部からはGrammatodon takiensis Kimura が産出する.石灰岩を覆う泥質岩からは大型化石,微化石ともに検出ができていない.B1-靴虜輯笋らは,Eomiodon nipponicus Ohta,Corbula imamurae Haseなどの汽水生二枚貝類が産出する.B1-犬虜輯笋らは,海生のCtenoides tosana (Kurataand Kimura), Parvamussium habunkawense(Kimura),Miltha japonica Tashiro, Isocyprina japonica Tashiro andKozai, Eomiodon kumamotoensis Tamura, Corbula globosaTamura などの他,汽水生のAguilerella nagatoensis(Ohta), Eomiodon nipponicus Ohta, Caestocorbula morinoiTashiro and Kozaiが産出する.B1-垢虜輯笋らは産出化石は少ないが,海生のFalcimytilus sp., Limatula sp.が産出する. B 1 - の砂岩からは,Crenotrapesiumkitakamiense Hayami, Aguilerella nagatoensis(Ohta),Eomiodon nipponicus Ohta, Eomiodon kumamotoensisTamura, Corbula imamurae Haseが産出する.B1-擦らは化石の産出は確認できていない.B1部層の全ての泥岩層からそれぞれ5個の放散虫検出用サンプルを採取し処理を行ったが,微化石は検出できなかった.B2部層からの大型化石は, Parvamussium habunokawense(Kimura)が1個体得られたのみであるが,放散虫化石は凝灰岩の周辺から豊富に産出する.
B1部層からの二枚貝類は,海生種と汽水生種の混在で特徴づけられる.それら非海生二枚貝と海生二枚貝の産出頻度は,B1-亀擇B1-兇任漏だ呼麕膤の割合が約90%であるのに対して,B1-元擇B1-困任枠鶻だ呼麕膤類の産出頻度が約40%とB1-機き兇茲蟾發っ佑鮗┐后タ耕遏1993)が検討した層準はB1-犬紡佝罎気譟B1-犬虜輯筺歙亞ゴ笋侶狙が汽水環境から浅海環境へと変化する中で形成されたことを指摘している(森野,1993).B1-擦らは,大型化石は産出していない.このことは,B1-困形成された後,その堆積の場が沿岸からさらに沖合へとシフトした可能性がある.
以上,二枚貝の産出状況から,B1部層は細かなサイクルを繰り返しながら全体として沿岸から汽水域へと環境が変化した後,沖合へと堆積環境が変化したと考えられる.


Stop 7 香美市香北町小川の南西(美良布層上部Pseudodictyomitra carpatica 群集産出地点)
[地形図]1/2.5万「美良布」
[位置]西川,陰ノ谷川合流地点から下流へ約100mの地点.
[解説]B2部層は,砂岩,黒色泥岩,砂岩泥岩互層,石灰質砂岩,石灰岩からなる.下部の砂岩は,淘汰の良い,中粒砂岩である.泥岩は,酸性凝灰岩をレンズ状に含み,そこから放散虫化石を産出する.西川ルートのB2部層においてはloc.32604R から放散虫群集が産出し,C部層も含め,より上位の層準からは散在的に放散虫化石が産出する.B2部層のloc. 32604RからはPseudodictyomitra carpatica 群集帯に属する放散虫化石を産出する.
Pseudodictyomitra carpatica(Lozyniak)とともにArchaeodictyomitra mitra Dumitrica, Archaeodictyomitrapseudomulticostata(Tan), Sethocapsa kaminogoensis Aita,Sethocapsa pseudouterculus Aita ならびにTethysettac o l u m n a ( R ? s t ) の初産出が認められる.Archaeodictyomitra apiarium(R?st), Archaeodictyomitramitra Dumitrica, Loopus doliolum Dumitrica, Loopusyangi Dumitrica, Neorelumbra kiesslingi Dumitrica,Pantanellium lanceola(Parona), Svinitzium depressum(Baumgartner), Svinitzium mizutanii DumitricaとSvinitzium pseudopuga Dumitricaは当群集帯からは普通ないし豊富に産する.Archaeodictyomitra broweri(Tan),Archeodictyomitra minoensis(Mizutani), Mirifususmediodilatatus(R?st), Tethysetta boesii(Parona), Tethysettapygmaea DumitricaとTethysetta usotanensis (Tumanda)は,少数ながら本群集帯から産する. 当群集帯の下部(B2部層)からは,下位層に引き続いてCinguloturriscarpatica Dumitrica, Eucyrtidiellum ptyctum (Riedel andSanfilippo), Loopus primitivus Matsuoka and YaoとSolenotryma(?)ichikawai Matsuoka and Yaoが産する.Pseudodictyomitra carpatica 帯(Matsuoka,1995; 松岡,2004)ならびにDitrabs sansalvadorensis 帯(Aita andO k a d a , 1 9 8 6 ) は, T i t h o n i a n − 白亜系最下部(Berriasian - Lower Valanginian)とみなされている.当セクションでは,Sethocapsa pseudouterculus AitaとS.kaminogoensis Aita がPseudodictyomitra carpatica(Lozyniak)と共に群集帯のほぼ最下部から出現する.松岡(2004)はPseudodictyomitra carpatica(Lozyniak)のFAB はTithonian前期であるとしている.またAita andOkada(1986)は,Sethocapsa pseudouterculus Aita の出現が, Ditrabs sansalvadorensis 帯のほとんど基底であり,J/K 境界のわずかに下位であるとしている.しかしながら,S. kaminogoensis Aita は,同じBreggia Riversection においてJ/K 境界以後に出現するとされる.加えてDumitrica et al(. 1997)はArchaeodictyomitra mitraDumitrica, Archaeodictyomitra pseudomulticostata(Tan)やTethysetta columna(R?st)をBerriasian 以降から報告している.このような状況から,筆者らは美良布層の模式セクションにおけるPseudodictyomitra carpatica 群集帯の始まりはBerriasianであり,J/K 境界はB2部層より下位であると見なしている.
地質雑 112(補遺) 高知県土佐山田・美良布地域の白亜系とジュラ系白亜系境界97上限に関しては, Dumitrica et al(. 1997)はArchaeodictyomitra tumandae Dumitrica, Becus rotulaDumitrica, Cinguloturris cylindra Kemkin and RudenkoやPseudodictyomitra altiturris Dumitricaの産出がB e r r i a s i a n - V a l a n g i n i a nであるとしている.またMatsuoka and Yang( 2000)によれば, Cecropsseptemporatus(Parona)のEFAB はCecrops septemporatus帯の下底であり,その年代はValanginianとされている.当セクションからはCecrops septemporatus (Parona)は未検出であり,C部層の最上部は依然Pseudodictyomitracarpatica 群集帯にあり,その年代はValanginian後期には及ばないと考えている.
美良布層のJ/K境界美良布層からは,ジュラ系からのみ報告されている二枚貝類,ジュラ−白亜系最下部から報告されている二枚貝類,白亜系からのみ報告されている二枚貝類が産出する.二枚貝類の産出層準は,Loopus primitivus 群集帯とPseudodictyomitra carpatica 群集帯の間にあり,ジュラ紀最後期から白亜紀最前期の範囲内にある.産出二枚貝類とその産出層準に関しては,第13図に示す.
今まで,ジュラ系からのみ知られていた二枚貝類は,Pterotrigonia toyama(i Yehara),Ctenoides tosana(Kurataand Kimura)で,Pterotrigonia toyamai(Yehara)はB1-気らのみ産出し,Ctenoides tosana(Kurata andKimura)は,B1-犬らも産出する.一方,従来白亜系のみから知られるAguilerella nagatoensis( Ohta),Isocyprina japonica Tashiro and Kozai, Miltha japonicaTashiro などもB1-気ら産出する.このように,B1部層における二枚貝類は,ジュラ紀型,白亜紀型の混在が特徴である.ジュラ紀後期の二枚貝類は,白亜紀最前期までのレンジを持つものが多いが,白亜紀型の二枚貝類に関しては,ジュラ系からの報告はない.従って,白亜紀型二枚貝類が産するB1-気涼麓素代は白亜紀最前期と考えられ,J/K境界は,A3部層最上部でLoopus primitivus 群集が産するloc.32602Rの泥岩層とB1部層基底部の石灰質砂岩層の間にある可能性が高い.

第14図Pseudodictyomitra carpatica 群集産出地点(Stop 7).


謝 辞
本調査にあたって,大野正宏氏,遠藤浩氏,斉藤誠氏には高知大学在学中に卒論などの研究で得られた二枚貝類のサンプル及び産出層準に関する情報をいただいた.また,新潟大学松岡篤教授および徳島大学村田明広教授からは有益な示唆をいただき,原稿が大幅に改善された.これらの方々に厚くお礼申し上げます.

 

文 献
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本稿は「岩井雅夫・村田明広・吉村康隆,2006,見学旅行案内書,地質学雑誌,112,補講,170pp」がオリジナルです。
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