小さなEarth Scientistのつどい〜第7回小,中,高校生徒「地学研究」発表会〜(2009岡山)

 

 会場風景
会場風景
表彰式の様子

 岡山大会最終日に,日本地質学会地学教育委員会の主催で「小さなEarth Scientistのつどい 〜第7回小,中,高校生徒「地学研究」発表会〜」(岡山大会の関連行事)がおこなわれた.年会における発表会は6年前の静岡大会からおこなわれており,今回で7回目となった.この発表会の目的は,地学普及の一環として学校における地学研究を紹介することで地学教育の奨励と振興を図ることと,地学を研究する児童・生徒と研究者の交流が進み,地球科学普及の一助となることである.
今年も年会のポスターセッション会場のうち,8階のほとんどのエリアを発表会場として利用させてもらった.そのため,岡山大会に参加された会員の方は発表会場に足を運ばれ,生徒達の頑張っている姿をご覧いただけたと思われる.岡山大会では,中学校3校,高等学校11校から,あわせて15件の発表があった.昨年の秋田大会に比べて発表件数が増え,地元岡山県からも多くの発表があった.このことは,岡山県内の多くの会員が本発表会のためにご尽力頂いたためであることに加え,岡山県内の地学教育の盛んさを裏付けるものでもある.
なお審査の結果,下に示す4件の発表に対して優秀賞が授与されている.優秀賞の選考については,「研究の動機が明確であり,問題点をはっきりととらえているか」,「観察・実験から導かれたデータを基に,結論が導かれているか」,「ポスターのプレゼンテーションはどうか」,「ポスターに込められた工夫や努力はみとめられるか」の4つの観点で審査を行っており,審査員は学会理事と地学教育委員会の担当者がつとめている.理事の方々については,学会期間中のお忙しい中にもかかわらずご協力頂き,とても感謝している.
岡山大会は無事に終了したが,実施については常に見直すことが必要である.本生徒発表会の実施方法等にご意見のある方は,日本地質学会学会事務局<main@geosociety.jp>または担当者にご連絡頂けたら幸いである.
最後となったが,発表会を実施するにあたり後援をいただいた岡山県教育委員会および岡山市教育委員会,会場校である岡山理科大学と西日本支部の関係各位,さらに今回の発表会参加者に謝意を表したい.
 
優秀賞を受賞した発表:
1.「堆積物中の二硫化鉄生成の物理化学的検討」:山晴香(福岡県立八幡高等学校)
2.「マグマ分化末期の流体相の環境条件を推定する〜凝灰岩の加熱実験から、その赤色化を指標にして〜」:大西のり子,田中佑佳,宮脇彩絵子,小林彩香,藤尾有希,藤本さやか,河合なつみ,岡本裕貴,今村柾美,大西慶子,角山怜祐,窪田みな実,黒田絢香,陳東あかね,沼田聡子,池田志保,井上仁美,梅田剛志,梅田将志,小林愛理,野高緑,原由洋,三木七海,山口航輝,横山朋弘,福本美南,井上紗智,坂本夏奈,十倉麻友子,岩本遙,江草麗子,江籠徳行,近江毅志,角田優貴,田村優季(兵庫県立加古川東高等学校・竜山石班)
3.「磁気治療器を用いた花崗岩の分類—人形峠周辺の場合」:横山雅史(岡山県立林野高等学校)
4.「三重県内の中央構造線未確定区域に関する研究」:中村れいら(伊勢市立五十鈴中学校)
 
発表会参加校:岡山県立林野高等学校,岡山県立岡山朝日高等学校,岡山県立倉敷天城高等学校,岡山理科大学附属高等学校,岡山市立妹尾中学校,玉野市立日比中学校,早稲田大学高等学院,静岡県立静岡中央高等学校,兵庫県立加古川東高等学校,香川県立三本松高等学校,福岡県立八幡高等学校,伊勢市立五十鈴中学校
 

(大分大学教育福祉科学部 三次徳二)