第11回惑星地球フォトコンテスト入選作品

 

ジオパーク賞:巨人のげんこつ
写真:長谷 洋 (和歌山県)

撮影場所:和歌山県 白浜町 番所山の海岸

 

 

【撮影者より】
白浜町南紀熊野ジオパークエリア内の海食アーチの片側だけを撮り,天に伸びる岩をイメージしました.まるでモデルが巨人の握り拳の上にに乗っかてるようにみえました.

【審査委員長講評】
アーチ状の地形は全体を撮りたくなりますが、片側だけを切り取って迫力のある構図としました。モデルの女性の配置や大きさも適当で良いスケールとなっています。この女性がどうやってここまで辿り着いたか、無事に戻って来られたのか、少し心配になってしまいますが……。

【地質的背景】
モデルが立っている地層は塔(とう)島(じま)礫岩層であり,新第三紀の堆積岩である田辺層群を不整合で覆っています.含まれる礫は砂岩が多く,泥岩や凝灰岩なども含まれます.白浜町にあるジオサイト「円月島」もこの地層からなります.この礫岩層が見られる海岸には波食棚が広がり,多くの磯の生き物を観察することが出来ます.(南紀熊野ジオパーク推進協議会)

 

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