地質マンガ

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【解説】

穿孔貝(boring shell)は、岩石や材に穿孔するという習性をもつ貝のことで、 二枚貝が多いことから「穿孔性二枚貝」と呼ばれることもある。自ら岩石等の内 部に埋没するように穿孔し、その中で成長する。その結果、穴の開口部(入口) は貝殻よりも小さく、外部に出るようなことはない。そこをとらえて「墓穴を掘 る貝」と揶揄する人もいる。


現生のカモメガイ(神奈川県観音崎)シルト岩から取り出したもの


カモメガイの仲間の巣穴化石(埼玉県秩父盆地)


現生のフナクイムシと巣穴(千葉県野島崎灯台:漂着)